【ヘタリア】兄上…【もうひとつの人格編】 (ページ13)

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モウイチドページ13

ガチャ

英「ハァ…今戻ったぞ」

タッ…タッ…タッ…

とそんな足音を立てて降りてきたのは

アルフレッドではなく

Aとも言いがたいあいつだった

英「おまえ…」

あ「サスガ…オニイチャン…スグ…ワカッタネ」

英「当たり前だ、俺がいつもみてきた妹を間違えたりするか、あとその目はおまえが思ってる以上に光ってるぞ？」

あ「ソウ…」

俺は靴を脱いで部屋へ向かいながらこいつと話をした

もう1人の妹と

英「前から思ってたが…おまえ喋りがカタコトだな…」

あ「ワタシノ…カラダジャ…ナイカラ…シャベリニクイ…」

英「なるほどな…じゃあ…俺がAの中に入れば…解決か？」

あ「ウン…ソレナラ…ダイ…ジョウブ…」

英「おまえにも身体があればな…」

こいつだって…器があれば普通の人間のように過ごせるはずだ

いずれAだって、この目を捨ててしまうかもしれない

そうなった時が…こいつの…

あ「ソコマデ…シナクテイイ…オニイチャンガ…オニイチャン…ナラ…ワタシハソレデ…」

英「お兄ちゃんだから、妹のためにしてやりたいんだよ…おまえも俺の妹だからな」

あ「………ウン…」

英「アルフレッドはどうした？」

あ「ワカンナイ…」

英「あと俺はてっきり次起きるときはAだと思ったんだが…」

あ「マダアタマ…イタソウニシテルカラ…ココロダケデモ…オキナイホウガイイト…オモッテ…」

英「じゃあおまえは横になってろ…心が寝てても体が起きてちゃ疲れが取れねえだろ？」

あ「ワカッタ…」

やけに素直だな…

そう言って彼女は階段の方を剥き歩み出したが…すぐに立ち止まり…こちらを振り向くことなくまた喋り出した

あ「アトネ…モウイッカイ…キキタカッタカラ…」

英「え？」

あ「オニイチャンノクチカラ…”オマエモオレノイモウトダ”…ッテ…」

ハァ…まったく…

今…嬉しい顔してたりするんだろうな

俺にとって