１３６: フラッシュバック ページ36
月「約束、しただろ？」
「……そこまで思い出してるの…」
ここまで来ると、本当に今のままでいて欲しい気持ちが強くなる。楽しい思い出だけを思い出して笑ってくれたら、それで良いわけだから。
ライブをする事であの事を思い出されたくない。
読み易くは無い音符が踊る楽譜を撫でた。
「したね、約束…」
月「これを歌いたかったんだ！」
泉「そんなこと覚えてたの…」
泉さんが楽譜を見つめながら呟くように言う。
それきり静寂が訪れ、各々が集中を高めたりルーティンをこなしたりして時間が過ぎた。
さっき司に伝えられた曲やダンスを頭に覚えこませる。
GALAXYは基本的に、ダンスの振り付けを考えたりせず即興だった。だから振り付けがきっちり決まってると若干やり辛いけど
「はぁ…」
泉「なに、分からないところでもあるのぉ？」
「えっ…いや、そういう訳では。」
泉「別に教えるのに…公私混同はしない。そこは安心して良いから」
「あ、ありがとうございます。」
正面に座った泉さんに戸惑いながらも、時間が迫っているから一気に頭に詰め込んだ。
リハも無しに出るのはやっぱ怖いけど…
そうこうしているうちに舞台袖へ呼ばれ、はしゃぐレオくんを宥めながら精神統一する。
「大丈夫大丈夫……頑張れ、俺」
凛「自分に言い聞かせてるのw」
嵐「『俺』も良いわねェ♪」
司「大丈夫ですか？leaderがお２人には秘密に、と言うので……本当に申し訳ございません」
「大丈夫だよ。これでも元Knightsだし…感覚を忘れてなければ平気でしょ」
月「えっ…」
「？」
いきなりレオくんが僕を見て固まって、何事かと首を傾げる。レオくんは躊躇いがちに途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
月「A…Knights、だったのか…？」
凛「え…」
「……っごめん、思い出させたね。ほらレオくん、もう本番だよ」
泉「王さま、大丈夫？行ける？」
まさかそれを覚えていないなんて思ってもみなかった。
ぼーっとするレオくんを見て、焦りが募る。
ステージの方を向いたレオくんの服の裾を、少し引っ張った。
「レオくん？ っ…！」
月「……A…」
泉「王さま！」
「嘘でしょ…！」
去年の出来事がフラッシュバックして、思わずしゃがみ込んだ。
頭にあの光景が流れ込んでくる。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
