１０６: 冬の朝 ページ6
自分の手に息を吐き掛けて、ぎゅっと握る。
もうすっかり気温が下がるのが早くなって、冬って感じがしてきた。僕は冬って結構好きだけど。
冬は、星がよく見える。流星群とかがよく見れるのは冬だと思う。ふたご座流星群なんかは圧巻だ。
海の水があまり蒸発しないから、雲ができにくいんだとか。
朝の冷える空気を吸い込んで、白い息を吐いた。
「さっむ…」
司「日々樹先輩？」
「ん？ああ、おはよう司！久し振りだね」
司「おはようございます、お久し振りです。」
振り返るとそこに居たのは司で、少し凛々しくなった表情に笑みを零す。
並んで歩き始め、最近あった事なんかを話しながら靴箱へ向かった。
「最近どう？Knightsは」
司「お仕事に関しては順調です。先輩は今度大きなライブがあると鳴上先輩に聞きましたが…」
「そうそう。光栄だな〜って思うよ」
満ち足りた笑顔になっているのを自覚する。今まで自分からライブをする事は無かったけど、出来る事になったらやっぱり嬉しい。
これでもアイドルの端くれだから。
あっという間に靴箱まで着いてしまい、別れる間際で手を振った。
「じゃあ、また」
司「はい。また今度…お話しする時間を頂けますか？」
「うん。」
真剣な表情に頷くと、司は笑顔を浮かべる。
笑顔で離れて行く司を見送って、自分も教室へ向かうべく踏み出した。
ーーー
「おはよう」
影「おはよーA」
「ん、おはよ」
ゆるい笑みを浮かべて手を振るみかに笑い返して、自分の席へカバンやフルートを置く。
まだあんまり人が居なくて暇だから、話そうと思ってみかの前の席へ腰を下ろした。
影「A、今度のライブの衣装お師さんに頼んだんやろ？」
「うん。本当にありがたいよ…改めてお礼言っといてね」
影「任しとき〜。そういえばA、お師さんと随分仲ええよな。ウキウキして作っとったで」
「それならそれで良いんだけど…去年、ちょっと可愛がってもらってたから」
相槌を打ったみかの体が、突然大きく傾いた。
ビックリして仰け反ると、パッと支えられる。
「っえ…あ、ありがと真緒。おはよう嵐、面白い登場の仕方だね〜」
嵐「おはよう２人とも♪あら、みかちゃ〜ん？」
衣「いきなり飛びついたからビックリしたんだろ。大丈夫か〜？」
放心状態のみかを揺すって意識をこちらに引き戻し、笑いながらチャイムが鳴るのを待った。
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
