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29: 王さまからの贈り物 ページ29

月「離せよセナ〜っ!」


泉「離したらどこか行くよねぇ!?」


月「行かない!行かないから!首が絞まってるんだよっ!」


司「せっ、瀬名先輩!leaderが死んでしまいますよ!」



フードを掴んで、文字通り引き摺られるレオさんを司くんが助けている。その和やかな光景(?)に笑みを零して、ノートを開いた。

途端にヒラリと一枚の紙が舞い落ちる。

何かと思って拾い上げると、音符で埋まった五線譜だった。メロディを見ると、すぐにレオさんの物だと分かる。

でもこれ、歌…?じゃない気が…


少し不思議な感じがして、置いてあるキーボードの譜面台に楽譜を立て掛ける。

向こうで暴れるせないず先輩達を無視して、冒頭だけを弾いてみる。



「あ、無言歌だ。」


月「おっ?え、なになにA!ピアノ弾けたのか!?」


泉「なに、知らなかった訳じゃないでしょ?」


嵐「とぉっても上手よね♪」


司「お2人とも揃ってピアノが弾けるなんて素敵です!」


凛「Aの方がうまいと思うけど〜?」



褒めちぎる皆んなの言葉がむず痒くて苦笑する。楽譜を手に取って、レオさんに向けた。



「これってレオさんの楽譜でしょう?私のノートに挟まってたんですけど……無言歌、ですよね。」



それを聞いたレオさんが、可愛らしくポンと手を打つ。



月「そうだ!それ、Aにあげようと思ってたんだよなっ。リッツから、Aはピアノが上手だって聞いたからさ」


「すごく綺麗な曲ですね…ありがとうございます!」


月「ほらほら弾いてみてっ!どんな感じに仕上がるのか聞いてみたい!」


「はい、喜んで!」



ワラワラと集まってくる皆んなの為に、綺麗な綺麗な音を紡いだ。

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瑠璃烏(プロフ) - 十六夜 桜さん» ありがとうございます!もう何と言いますか…インスピレーションが湧かなくて( ; ; )何とか書いておりますので、もう少しだけお待ち下さい! (2020年1月6日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 桜(プロフ) - とても素敵な作品ですね!続きを楽しみに待ってます!零推しには嬉しいですね。(零の小説があまりないので) (2020年1月6日 1時) (レス) id: 12d90357d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - みーこさん» 長い間の更新停止、すみませんでした!お言葉、恐縮です。頑張らせていただきます!o(`ω´ ) (2019年11月16日 14時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - すごい好きです!更新待ってます! (2019年11月13日 8時) (レス) id: ad66a60e86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 紅さん» 閲覧頂きありがとうございます!ご指摘、その通りでございます(>_<)勉強の合間に書いたもので…!痛み入ります、すみません! (2019年9月16日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃烏 | 作成日時:2019年9月4日 9時

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