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28: 身近に ページ28

嵐「凛月ちゃんたら、そんな怖ぁい顔もできたのねェ」


凛「あはは、怖かった〜?」


嵐「怖かったわよ、びっくりしちゃったわァ」


「せないず先輩起こってるかなぁ…?」


凛「俺が守ってあげるってば。」


「ありがと。」



珍しく頭を撫でる側の凛月に嵐ちゃんは驚いたようで。確かに、いつもは私が撫でている気がしないでもない。

和やかな空気感の中で、しっかりしなくてはと気を引き締める。

嫌な知らせをもう聞きたくない、なんて私事で皆んなに迷惑が掛かるのは、私としても本意ではない。

あれから携帯を側に置くことを躊躇ってしまっていたけれど、そういう訳にもいかないのだ。

口元には笑みを浮かべながら、ぎゅうっと手を握りしめた。



嵐「あらあらAちゃんっ、そんなに手を握りしめたら血が出ちゃうわよ!」


「えっ」



無意識に、物凄い力で握りしめていたらしい。
パッと手を取られた。



嵐「んもう、綺麗な手なんだから大事にしなさい!」


「ふふっ…ありがとう、嵐ちゃん。」


嵐「あぁん可愛いわ〜♡」



ぎゅっと抱きしめられて頬ずりされる。

こちらからも抱きしめ返すと、凛月の手が私を後ろへ引いた。


凛「ちょっとナッちゃん、Aが窒息死するでしょ〜」


嵐「あらやだ、ごめんなさいねェ」


「あははっ、大丈夫だよ〜」



こんなにも私を大事にしてくれる人が身近にいて、よかった。

29: 王さまからの贈り物→←27: どんな顔



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瑠璃烏(プロフ) - 十六夜 桜さん» ありがとうございます!もう何と言いますか…インスピレーションが湧かなくて( ; ; )何とか書いておりますので、もう少しだけお待ち下さい! (2020年1月6日 12時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 桜(プロフ) - とても素敵な作品ですね!続きを楽しみに待ってます!零推しには嬉しいですね。(零の小説があまりないので) (2020年1月6日 1時) (レス) id: 12d90357d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - みーこさん» 長い間の更新停止、すみませんでした!お言葉、恐縮です。頑張らせていただきます!o(`ω´ ) (2019年11月16日 14時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - すごい好きです!更新待ってます! (2019年11月13日 8時) (レス) id: ad66a60e86 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 紅さん» 閲覧頂きありがとうございます!ご指摘、その通りでございます(>_<)勉強の合間に書いたもので…!痛み入ります、すみません! (2019年9月16日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃烏 | 作成日時:2019年9月4日 9時

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