か な で ろ【鬼滅の刃】

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宇髄｢音の呼吸、壱の型、轟!!｣




振りかぶってきた

急いで後ろに移動して躱す

…この人本気で殺そうとしてるんじゃ




宇髄｢躱すだけじゃ俺に切り傷は与えられねぇぞ｣




休む暇なんてなく、また斬りかかりにきた




もっと体を熱くしろ

全身の血の巡りを感知できるほどに




『響の呼吸、伍の型、夜想曲(ノクターン)』




砂を蹴りあげて父上の視界を遮る

急いで父上の横に移動し飛ぶ
刀を振り上げ振り下ろすが刀によって防がれ、弾き返される

急いで体制を整えて地面へ着地する

すぐ行かなきゃ…!!



『響の呼吸、漆の型、協奏曲(コンチェルト)』


宇髄｢…！｣




なんとなくやったらできた分身
でも数秒しか使えないし、攻撃を与えられるのは私自身だけだ
他の分身には体がない幽霊みたいなものなのだ




宇髄｢お前これだろ｣


『…！』




前後左右、自身と3人の分身で周りを固めたのに後ろに来た私を私と見破った…!!




宇髄｢音がちげぇんだよ、バレバレ｣




幽霊のようであるため分身は音を出せない
だから忍のように音を消していたはずなのに…!!




宇髄｢元忍なめんなよ｣




父上は私の刀を防ぐと同時にさっきよりもだいぶ強い力で弾き返した
いや、押したって言っても過言ではない

飛ばされた私は後ろの木にぶつかりそうになるがなんとかして木を蹴って体制を整える

父上はこうしている間にも譜面を作る

父上相手に長時間の試合は望めない…!!

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