うずまきで一日給仕・月煌様リクエスト ページ15
「へ、…!?」
『お、敦君』
愛しの敦君の声が聞こえたので、私は振り返った。
「え、いや、え…いやいや、」
『せめて文章を喋って敦君』
顔を真っ赤にさせてパクパクと口を動かす敦君。まぁ理由は大体判るけど。
「いや、凪…そ、その…其れ、」
『あはは…あんまり突っ込まないでくれると嬉しい』
“メイド服”のスカートを、少し押さえる。少し、否、かなり恥ずかしい。
「ああ〜、やっぱりとても似合っていますわよ、凪さん!」
『な、何故此処に!?』
敦君の後ろからひょっこり顔を出したのは、ナオミちゃんだ。
「ど、如何してそんな服を…」
「似合ってるでしょう?私が凪さんに一番似合う服を買ってきたのですよ!」
如何いう事、と敦君が目で訴えてくる。
……私が聞きたい!(切実)
あのね、そのね?ナオミちゃんと賭けをしたのよ。勝った方が負けた方を着せ替え出来るって云う。まー莫迦な私はそれに一もニもなく飛びついて。
結果がこれです。
つーかなんでこんなスカート短いんだよ足がクッッソ寒いわそしてこの無用なひらひらは一体何の為にあるんですか邪魔なだけだろうがこういうの着て得するのは美人な人だけなんですぅぅぅ!!
「そ、其れで如何してうずまきで給仕をする事に…?」
「あら、折角メイド服を着ているんですから、此方の方が面白いでしょう?」
ナオミちゃんの天使の微笑みが、今だけは悪魔の微笑みに見えるよ!うん、きっと気のせいだ!
「凪ちゃん凪ちゃん凪ちゃん」
『ぎゃああああッ!?』
いきなり後ろから誰かに抱き着かれた。
「あーもう君は如何してこうも可愛いんだいこの格好襲ってくれと云わんばかりじゃないか嗚呼そうか襲って欲しいんだねうふふ大丈夫優しくしてあげるさ」
『ぎゃー!ちょっ待っ何処触って』
太宰さんは私の体をまさぐってくる。ヤバいぞ私の貞操が危ない!
「太宰ウォラァァァァ!!!」
「げぶッ」
国木田さんが太宰さんに飛び蹴りをかました。グッジョブ!
「…はあ、すまぬな、凪」
国木田さんは私に目を合わせないまま云った。
『助かりました国木田さん!』
「あ、ああ…」
国木田さんは顔を赤くし乍ら答えた。純真だねえ!
「おー、中々いいじゃないかィ、凪」
「なッ、凪さんッ!似合ってます!」
「凪ー、お菓子頂戴!」
「凪さん可愛いです!」
『えッ何故皆さん此処に』
「うふふ私が呼びました!」
『ナオミちゃんんんんんん!!』
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白夜の世界 - 2次元大好き野郎さん» コメントありがとう御座いますッ!最高でしたか!よかった!何かちょっとリクと違うかなって思ってたんですけど……嬉しいです! (2019年7月7日 20時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
2次元大好き野郎 - コメント遅れてしまってすいません!まじ最高です! (2019年7月7日 10時) (レス) id: 6de8be71fd (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - オンさん» 応援ありがとう御座います……!更新頑張ります!遅いけど!出来るだけ!遅いけど! (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 白夜の世界さん» はい!大丈夫です! (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - わたあめさん» は、はい!難しそうですが、頑張ります!太宰さんと太宰さん(黒の時代)逢わせちゃってもいいですか? (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月7日 16時