検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:23,625 hit

ページ7

side you


あれから沈黙に耐えきれなくて俺は寝室まで志麻さんの支持に従い運びベッドに寝かせた。
志麻さんはベッドに寝転がると先程の真剣な視線が嘘のようにすぐ寝てしまったのだ。

やっぱりお酒に弱いのかもしれない

そして俺は、もう一度先程の言葉を思い返す。
「誰も選ばないで」

俺は、そんな事をして許されるのだろうか。
志麻さんのメンバーを、誰も深く傷付けないために浅い傷を3人それぞれに残していけと。




…そんな事、していいわけが無い



昔の同級生、
会社の可愛い後輩、
面白い友達


緑と、黄色と、赤が俺の中をグルグルと回っていき、結論は出ない。
そもそも俺は彼らを恋愛対象にできるか。

…少し考えて出た答えは、肯定だった。


___________

坂田くんが待ってるはずのリビングに向かう。
寝息は聞こえないが何かしているような音も聞こえない…

電気もいつの間にか消えてる…
リビングの電気を壁伝いに探していると

「…Aさん」

『さ、かたくん…?』

後ろから人の体温を感じる
何かと思えば坂田くんに抱き締められていた。

「寒いから、あっためてください」

『…布団とりに行こうか。』

「お兄さんがええねん〜…」

そのだだっこのような様子が可愛くってつい頭を撫でる。

「わ、」

『いい子だから、ね。
せめてタオルケット取りに行こ。その後は添い寝でもハグても何でもして温めてあげるよ』

冬の空気は冷たい事を、言い訳にした

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
743人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

式綴(プロフ) - みつばさん» わ!嬉しいお言葉ありがとうございます! (2021年5月11日 20時) (レス) id: 963da7cf61 (このIDを非表示/違反報告)
みつば - コメント失礼します。すごく面白い作品ですね!ゆるふわ感が、もうすごいです。←語彙力 更新待ってますね! (2020年12月8日 23時) (レス) id: 3affe33d6c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:式繼 | 作成日時:2020年12月3日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。