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なんのことだろう 御幸side ページ9
御幸side
今日はめいの公開練習がある
めいのことが好きなのか分からなくなったとしても
めいの歌声は好きなんだ
これはいつまでも変わらないこと
だから行きたかったのに、こんな時に限って先生から用事を頼まれる
普段は絶対言ってこねぇのに…わざとかよ!?
しかもなかなか時間のかかる仕事で
「これはもう間に合わねぇな…」
昼休みを終わろうとしている時計を見てため息が出た
放課後は練習があるし、オフだってなかなか無いから今日しかないって思ってたのに…
そう思いつつ黙々と作業を進めていると
ガラッ
ﾋﾞｸｩ
びっくりしたー...
何事かと思い、ドアの方を見る
するとクスクスと肩を揺らして笑っている亮さんの姿があった
「そんなにびっくりする？」
「そりゃあしますよ。1人で静かだったんですから。」
「ごめんごめん、クッ、ふふふっ」
「いつまでも笑ってんすか。ところで何か用ですか？」
わざわざ教室まで来るって何かあったのか...？
「ふっふふ...あぁ、そうだった。御幸、お前に」
「とっても大事なことを聞きに来たんだ」
さっきのふざけた笑い顔ではなく、いつも通りだけどどこか違うような
ニコニコして不気味に笑っている亮さん
ただ事じゃなさそうだ
なんのことだろう...
このふたりは… 亮介side→←幸せになってほしい 亮介side
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作者名：かぐや | 作成日時：2017年9月22日 17時
