かっこよかった ページ40
うんうん。と1人安心しているとピコンとメッセージがきた
宛先を見ると裕也の文字が。せっかく今テンション上がってたのになんだよ...何かの説教だったら既読無視決定だな。
某メッセージアプリを開き、裕也との個チャを見る
“まだ起きてるみてーだけど、明日朝早いんだからもう寝ろよ”
うんうん、まだ起きてるよ......って、はぁ!?なに!怖い!!!見られてる!?キモいいいいいいい
バッとあたりを見回すとカーテンが全開だったことに気づく。
もしや、最初から全部見られてたんじゃ...
今までしていた醜態のあれこれが一気に思い出された
超恥ずい!!まってやばい!は!?!?
光の速さでカーテンを閉めた。
『ふー...』
落ち着くのよ、めい。そうよ、たかが裕也に見られたぐらいじゃない。別に他の人に見られたわけじゃない。見られてない可能性が無いわけじゃないけど。うん。大丈夫。
必死に自分に言い聞かせる。だってせっかく手紙まで書いてかっこよくここを去ろうと思ってたのに、最後の最後でそりゃ無いわ。
時計を見るともう11時。流石にやばい。もう寝よ。
『もうここで寝るのも最後。しっかり部屋を愛でてから行こう』
自分でも何言ってるか分からない。疲れてんだな。やっぱ睡眠大事。
ちょっと冷たい布団の中に入って目を閉じる。
今日は色んなことがあって疲れてるからきっとぐっすりだよ。もう秒で寝てやるから。
そんな事を思ってた矢先に御幸とのあの事件を思い出した。
ほっんとにイケメンだったなぁ...至近距離で実際見たらかっこよすぎて死にそうだったわ
思い出しただけで心臓がバクバクいってる。
ごめんなさい。前言撤回。やっぱ寝れねぇ。
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作者名:かぐや | 作成日時:2017年9月22日 17時