今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:14,251 hit
小|中|大
さよなら。 御幸side ページ32
御幸side
理性が無くなるとはこのことか
めいが俺の胸に頭を預けてきた時点でもうアウトだった
気づいた時にはめいの唇にキスしてた
何やってんだ、俺...
後悔してももう遅い
完全に傷ついているめいの顔を見て心が痛む
「ごめん...」
それしか言えない俺が情けない
『い、良いよ別に!あれだよね、魔が差したってやつだね!うん!こっちこそごめん!』
『そろそろ戻ろっか!みんな待ってるだろうし!』
「あぁ...」
何も言えなかった
「違う。したかったからしたんだ。」って言えない
言えるわけがない
素直で優しいめいはきっと困った顔する
そんな顔をさせたいんじゃない
ごめん、ごめんな
先を歩くめいへ
「さよなら」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かぐや | 作成日時:2017年9月22日 17時