やばいやばい ページ19
シン...とした部屋の中に私の声がやけに響く
やばいやばいやばいやばい
これ絶対怒られるやつうううううう
おそるおそる裕也の顔を見ると
呆れたような、そんな顔をしていた
お?もしかしてこれ怒ってないやつじゃ...
と、ここで気を抜いたのがいけなかった
『いやー、まだ今日の話だし、そんな慌てなくてもいいかなって...「ばか!!!」...はい』
「お前はそうやって変に落ち着いているとこがいい所だと思うけど!流石にそれはだめだ!!!ちゃんと決めろ!」
『はいぃ...』
鬼だぁぁぁああああああ!
お、怒られた...
でもさしょーがないじゃん!突然退学とかまじ聞いてねーし!!
あー!なんか腹たってきた!小野寺調子乗んなよーー!!!!
ひとりでプンプン怒っているうちに裕也はテキパキと片付けを進める
なんでそんなに手際よくできるのか意味がわからない
「お前も早くしろよ。学校調べなきゃなんねーだろ」
鬼のような形相をしたままそう言う裕也に怒りをぶつけることはできず
『はい...』
としか言えなかった
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作者名:かぐや | 作成日時:2017年9月22日 17時