魔女裁判〈イナGO〉

裁判 12 ページ16

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2012年 12月 10日 深夜 02時 25分


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神童「大丈夫です。心配はいりませんよ。」


神童はそう言うと、茜に優しく微笑んだ。


茜「……え？」


神童「俺達も決して油断はしません。」


神童教授は覚悟を決めたのだ。


何故なら、今までも危険なめに何回もあってきたから慣れているのだ。


それに、もともと神童教授は断るつもりなど微塵もなかった。


理由はさっき本人が言った通り、困っている女性を助けるのは当然のことだからだ。


天馬「はい！大丈夫です!!厳重にカギをかけましたから！」


天馬は神童教授の言葉に力強く頷き、茜を安心させる為にそう言った。


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茜「……………………ありがとうございます。」


茜は少しの間を空けて感謝の言葉を述べた。


二人はその言葉を聞くと嬉しそうに目を細め、微笑んだ。


神童「山菜さん。話の続きなのですが……。」


茜「……は、はい。」


神童「貴方が住んでいる町はラビリンスシティ、というのですね？」


茜「は、はい。そうですけど……。」


茜はそこで、何か話すのを躊躇った。


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神童「どうかしたんですか？」


茜「あの、此処は……ラビリンスシティ、ですよね？」


天馬「いいえ！此処はイギリスのロンドンですよ！」


天馬は神童教授の変わりに茜の問いに答えた。


茜「"いぎりす"？"ろんどん"……？
それは、いったい……なんですか？」


茜は天馬の言葉に自分の知らない単語が含まれているので、頭に疑問符を浮かべた。


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