【流星隊】5つの星と1番星【2】 (ページ4)

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43星　[通話] ページ4

どうしよう。

　完璧にやってしまった。

　「と、とりあえず誰かに相談しなきゃ···」

　あまり関係がありすぎず、なさすぎず。

　だからといって仲良くない人に言うべきじゃないし···

　「あ、真緒くんだ!!」

　プルルップルルッ

　『はい』

　「真緒くん？」

　『衣更真緒だよ。
　んで、どうした？』

　真緒くんにさっきの出来事をすべて話した。

　『なるほどな。
　それでどうしたらいいか分からず、俺に相談してきたと』

　「ごめんね」

　『いや、別に迷惑とかじゃねーよ。
　ただ不思議に思ってな』

　「何が？」

　『星川は流星隊の奴らと仲がいいだろ？
　だから、こういう相談は守沢先輩意外でもいるだろ』

　「···あ」

　『もしかして思い付いてなかったのか?』

　「ハイ」

　『たくっ、何か抜けてんのは相変わらずだな』

　「返す言葉もございません」

　『まぁ、明日、俺から色々と説明しとくから』

　「え、でもそれじゃ真緒くんに負担が」

　『これくらい負担でもねーよ。
　それに朝練でどうせ合うしついでだ。ついで』

　真緒くんは相手のことを気遣って接してくれる。

　そういう所がとてもスゴいと思う。

　「真緒くん」

　『ん?』

　「ありがとう」

　『どういたしまして』