【探偵チームKZ事件ノート】孤独な探偵は知っている

理由 ページ17

「なぜか聞きたいですか？」


探偵チームのみなさんはコクコクと首を縦に振った


面白いわｗｗ


「理由はこんな秀才がいるチームをもっと知りたいと思ったからですよ。黒木さんみたいな人が入っているチームなら、黒木さんに勝てるほどすごい人もいるはずだと考えてるんです。わたしの成長にもなりますし、あなた方のことを知るいい機会です。だから手を組みますよ。」


背の低い男の子や、メガネをかけている男の子、きれいな顔立ちをした男の子や、大きなナップサックを持っている男の子、独特な雰囲気を持った男の子


可愛らしい女の子


いかにも面白そうなチームだ


興味がある


わたしをワクワクさせてくれるだろう


そんなことを考えていると背の低い男の子が口を開いた


若「じゃさ、自己紹介をしよう。俺は若武和臣。この探偵チームＫＺのリーダーだ。ヨロシク。」


握手を求められ、手を出す


「ＫＺって言うんですね。よろしく、若武。」


若「タメ口でいいぜ。」


「オッケイ。」


若武はメガネの子に目を配る


その子は面倒くさそうにチッと舌打ちをし言った


上「俺は上杉和典。探偵ＫＺのメンバー。数学が得意。よろしく。」


「おーお、クールなこと。よろしく、上杉。」


小「僕は小塚和彦。探偵ＫＺのメンバーだよ。理科と社会が得意なんだ。これからよろしくね。」


「リシャは頼みますね。よろしく、小塚。」


美「俺は美門翼。美しいに門、翼(つばさ)と書いてタスクとよぶ。よろしく。」


「すばらしい美貌だよ。よろしく、美門。」


七「俺は七鬼忍。ＩＴ関係に強いんだ。よろしく。」


「七鬼って名前、フランスでも聞いたことがあるよ。君だったんだ。よろしく、七鬼。」


黒「俺は黒木貴和。対人関係については自信がある。よろしく、A。」


「なるほど、女にも強いってことだね。よろしく、黒木。」


彩「あ、えっとわたしは立花彩です。国語が得意です。よろしくお願いします。」


「かたいよ、もっと柔らかくていいんだから。よろしく、アーヤ。」


アーヤ、と聞いて固まるみんな


「？」


彩「あ、アーヤってどこで知ったの？」


なるほど、なぜニックネームを知っているか知りたいわけね


「彩とか彩子とかいう子はたいていそう呼ばれてるから。アッちゃんとかね。」


アーヤはすごく不思議な様子でわたしと黒木を見た


「ん？ どうしたの？」


彩「黒木君と同じことを言ったなと思って。」


似たもの同士かｗ？

彩の意見→←勘が鋭い黒木さん

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