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勘が鋭い黒木さん ページ16

なんで転入したクラスのヤツが三人もいるんだよ


後ろでは、「あいつ、男なのか? 女なのか?」、「声は女だよな。でも見た目は男だぜ。」と言う声が聞こえる


面倒なことになりそう


黒「あの、すみません。お知り合いでしたか?」


わたしは悟られないように口を開く


作り笑顔で


作り笑顔には慣れてるから、嘘だと気づくヤツはそうそういない


「ええ、わたしの転入先の中学校のクラスメートです。」


黒「そうでしたか。あ、この連れもご一緒していいですか? 気に食わないようでしたら出しますけど。」


こいつ、作り笑顔に気づきやがった


いい勘してんな


「全然大丈夫です。あ、でも紅茶とお菓子の数がありませんので、それでもよろしければ中に。」


全員がニコッとして「大丈夫です。」といい、中に入っていく


なんなんだ、こいつら


何を探りに来たんだ


まぁいい、相手が探るならこっちも探ろう


全員が席に着き、黒木さんが口を開いた


黒「Aさんって、探偵ですよね。」


思っても見ない言葉にギョッとする


「なぜそう思うんです?」


黒「あなたはフランスからこられたんですよね。」


「ええ。」


黒「では、なぜわざわざフランスから日本に来てこの事件のサイトを開いているんですか?」


「っ・・・。」


黒「やはり、探偵でしたか。」


しかたない、白状してやる


「はぁ、そう、わたしは探偵です。今回はこの宝石盗難事件について調べなくてはいけなくて日本に来ました。こちらは正体を明かしましたよ。あなた達は何者なんです? 言ってもらわないと困るんですが。」


黒木さんはちょっと笑い先を進めた


黒「我々は探偵チームをやっている者です。あなたと同じ事件に今立ち向かっているところですよ。」


なるほど、読めた


「ほう、だからわたしを利用しようと。」


黒「なぜ?」


「このサイトに興味を持った人が自分の携帯に連絡をくれるように仕向けていたのでしょう。あなたは頭がいいようでして。わたしの正体にも気づけて作り笑いまで見破るなんて、すごいとしか言いようがありませんよ。」


黒「あなたも冴えていますね。我々と組んでみたらいかがでしょう。」


「ええ、いいですよ。」


そういうと、探偵チームの全員がビックリした顔つきになる


絶対に断られると思っていたようだった


わたしは笑いをこらえながら言った

理由→←こいつら・・・/えっ! by彩



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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 探偵 , ミステリー   
作品ジャンル:ミステリー
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*はなまる*(プロフ) - りょうさん» ありがとうございます!これからも頑張りまふw (2017年8月5日 17時) (レス) id: 99309147cc (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 面白いですね。これからも応援してます!更新頑張ってください! (2017年8月5日 16時) (レス) id: 6d9b7e2028 (このIDを非表示/違反報告)
*はなまる*(プロフ) - tоyさん» ありがとうございます!頑張りますねw (2017年7月28日 11時) (レス) id: 99309147cc (このIDを非表示/違反報告)
tоy - 更新待ってました!頑張って下さい! (2017年7月28日 2時) (レス) id: 6b5cb3d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
*はなまる*(プロフ) - 藍蘭さん» ありがとうございます!更新激遅ですが見守っていただけたら嬉しいです^^ (2017年7月23日 23時) (レス) id: 99309147cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*はなまる* | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年3月3日 23時

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