【探偵チームKZ事件ノート】孤独な探偵は知っている

宝石が盗まれたんだぜ！　ｂｙ彩 ページ11

塾の休み時間になると超超超特急で階段を駆け上がった


待ちに待ったＫＺの集合！！


何の事件だろ


カフェテリアに着くと、いつものメンバーがイスに座っていた


やっぱり落ち着く・・・


上「何やってんだ。早く来い。」


上杉君にそういわれすぐイスに座った


若「よし、そろったな。早速議題に移りたいと思う。今回の事件は宝石盗難事件だ。諸君も見ただろ、宝石チェーン店『マリアージュ』での想定5億円の宝石が盗まれたやつをさ。今回はそれを追いたいと思う。」


その事件はわたしも知っていた


夜中、誰かが侵入して宝石を奪っていったと


若武は続ける


若「今回の事件はもう警察が動いているんだ。これじゃ無理って思わないか？」


そして偉そうな顔をする


若「この事件には、俺達が圧倒的に有利なんだ。なぜなら『ＭＡＳＱＵＥ ＲＯＵＧＥ(マスク ルージュ)』が関係しているからだ。」


わたしは『赤い仮面は知っている』を思い出した


そして同時に初恋のシュンさんのことも思い出した


そして『七夕姫は知っている』での砂原の思いや、『本格ハロウィンは知っている』での悲しい出来事も思い出した


みんなもおんなじことを思ったらしくその場がシーンと静まる


そこを切り抜けたのは、いつも切り替えの早い若武だった


若「我々ははＭＡＳＱＵＥ ＲＯＵＧＥに深く関係している。この機会を使ってＫＺの名を世界にとどろかそうではないか。」


あぁ、いつもとおんなじところに来てる・・・


とりあえず、わたしは『宝石盗難事件』と題を書き今までに出ている情報を書き上げた


若「じゃ、記録係、読んで。」


そういわれ、わたしは立ち上がる


「はい、今回の事件は・・・

ＭＡＳＱＵＥ　ＲＯＵＧＥを捕まえるため・・・→←質問です！　（至急頼む！）

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