【探偵チームKZ事件ノート】孤独な探偵は知っている

かかった！！　ｂｙ彩 ページ9

転入生が来たその日の放課後、私のクラスのみんなは転入生の机に群がっていた



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翼が来たときと一緒だな


そういえば、忍のときもだっけ


そんなことを考えていた


もちろん、わたしはその子としゃべっていない


女の子は苦手、だから


でも、そんな私は弱くって自分でもいやになる


ため息をつきながら帰る準備をした


秀明に行かなくちゃならないんだもの


今日こそ、ＫＺの集合ないかな・・・


家について玄関で靴を脱いでいると電話が鳴ったんだ


小塚君かも！！！


わたしは超ダッシュで電話のところヘ！


「もしもし」


「あ、アーヤ？ 僕だよ」


ヒャッフーーーーーーーー！！！！


来た来た来た来た来た来た来た来た来た〜〜〜〜〜〜〜ぁぁ！！！！！！


「若武から収集がかかったよ。今日の休み時間カフェテリアだって。」


かかった！！！！


「どうもすごい事件みたいなんだ。興奮した声だったよ、若武。」


「小塚君は知ってるの？」


「いや、知らない。でもとても楽しみだよ、どんな事件なんだろうね。」


わたしは今までにないくらいうれしかった


「じゃ、カフェテリアで会お。」


わたしは受話器を置き、ダイニングの扉を開けた


すると奈子がいったんだ


「おねえちゃん、どうしたの？ 顔真っ赤。」


うるさいっ！

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