ドS６人が鬱陶しい件について５

#story 5-43 ページ43

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今日はとても楽しかった


いつも通り学校へ行き、移動教室があって面倒くさかったけど、いつも通り授業を受け、珍しく何事も無く家に帰宅した


現在夕方の７時


両親は、また何らかの理由で家に居ない


今日は早めにベッドに入ろうかな、なんて思い、部屋に向かう


が、その足を止めたのは機械じみたコールだった



Prrrr Prrrr …



なんだなんだ、お母さん達か？



Prr_『はい』



ジ)あ、A_ガチャンッ_『なんだ、変質者か』



あーびっくりした。


……そう言えば、今日は誰一人見かけなかったな


まぁクラス違うからな



Prrrr Prr_『なんだよ』



ジ)ちょ、切らんとって！wAの事やから！w



『は？なに？』



ジ)Aさ、今日移動教室やったやろ？



『え、なにストーカー？あ、元々か。で？』



ジ)ちょっと気になるところあるけど まぁええわ。でな、とある事件が発生したねん



『なんだよ』



ジ)俺の手元にA Aと書かれたプリントが１枚



『なんでやねん』



あかん、関西弁うつってもうた←



ジ)これあれやろ？テスト範囲やろ？取りに来ぃや



『明日で良い』



ジ)明日やったら渡せへんで？



『なんでだよ』



ジ)良いから、ほら、早よおいでなー



『ちょ、おi_ガチャンッ_ﾁｯ、あのクソ羊野郎め』



仕方ない…取りに行くか…



軽くパーカーを引っ掛けて、家の鍵を閉め、アイツらの家に徒歩で向かった


赤信号で止まり、ビュウっと肌を擦れる冷たい夜風


なんか今日は肌寒いな


腕をこすり、せめてもの体温を…と考えてると、横断歩道の向こう側にバイクが止まった


バイクなんかもっと寒いだろうな…可愛そうに


あ、でもメット被ってるから暖かいのか？


なんて思っていたら信号が青になった


よし、走って体温を高めよう


そう意気込み走り出すも、バイクは止まったままだ


青になったの気付いてないのか？


まぁどうでもいいけど。と、横を素通りした



？)ちょいちょいwスルーはひどいってw



『え、ジェル？』



明らかにジェルの声


メットの顔の部分を開けると、やはりジェルだった



ジ)ほい、乗りぃや



と、メットを渡された



『は？え？なんでいんの？』



ジ)え、迎えに来たんやけど



『なんで？え、プリントは？』



ジ)え、家やけど？



『なんで？』



ジ)え、なにが？



本当に訳が分かってない様子


なんなら逆に「迎えに来てあげた俺紳士じゃね？」とドヤ顔をしている


あぁ、忘れてた。コイツ天然だったわ。



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