【黒バス】1番はオレのものっ！Part2【赤司征十郎】

６５早く ページ15

夏休みも無事に終わり、また学校が始まる


「早く学校に行きたい……」



私は、制服を着てニュースをボーッと見ていた



ただいま7時36分


「さすがに早すぎるよね……」



寮に住んでるから、早く出る必要はない




赤司に会えるんだって思うと顔が火照ってきてクラクラする



「赤司に、会える……んだ」


一人でニヤニヤしてる自分がいて、頬を叩く


「宿題とかチェックしなきゃ」




机に宿題を並べてちゃんとやってあるかを確認していく


「全部やってあるし、全部なくしてない。よし」



宿題のプリントをファイルに入れてカバンに入れようとした時に、ファイルが何かに当たって落ちる



カシャンという金属の落ちる音が耳に響いた


「これ、写真立てか」


写真立てを机に立てようとした時




『金と地位のある人』


写真の中に写るお父さんと目があって、いつかお父さんが言っていた言葉が頭をよぎる


「愛より、金と地位……か」



私の赤司を想う気持ちはいつか無駄になる日が来るのだろうか


それか、金目当てになってしまうのだろうか



「朝からこんなことは考えない！」


私は大きく伸びをして、再び頬を叩いた


「お父さんの言うことなんか絶対に聞かないから」


写真をキッと睨み付けると、携帯がなった


画面をタッチして耳に近づける



「はい、もしもし









お父さん」

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