バスケとケンカと、はじまる恋と。【青峰大輝】

04 はいでた王道パターン乙でーす ページ6

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「ねぇ君！かわいいね！今暇？今暇だよね？じゃあさー俺たちと遊ばない？？」


よし、君の名前は今日からナンパAさんだ









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ちょっと七海が手を洗いに行ってる隙にこれですよこれ！と、4、5人ぐらいのナンパ集団をジロリと睨む。









なんだよてめぇら！暇って決めつけんなよ！！
暇だよちくしょー









「ごめんなさい」


「いいじゃん！君かわいいし、1人だし！」


めげねーなー諦めろよしつけーよ
てかあんたら趣味悪いよねよりによってザ・地味女である私とか。目腐ってんじゃねーの？

ナンパすんなら桃井さんみたいなかわいい子狙えばいいのに。









…桃井さん大丈夫かな
やだちょー心配









つーかツレいるし！誰がぼっちだこのやろー！！

…幼馴染だけど









「ごめんなさい」


「いいじゃん！ほら！！」


「わ」


痺れを切らしたのかナンパAさんは私の手首を掴んで引っ張り始めたあぁあぁぁやめろおぉおぉぉお！






ズルズルと路地裏まで引きずられる









まあこんな奴らには負けないけどね、と幼馴染に教え込まれた護身術を思い出しながら考える

こうなっても撃退できるから七海も気にせず私を1人にするんだ

まぁ、いい迷惑だね！！









…路地裏まで行ったらシメよう









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そう思っているうちに屋台の群れから外れ、灯りの少ない所まで来た

ここまで来たらそろそろいいかな？

そう思い足を踏みつけようとした









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その時









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「…おい！何してんだよ！」









突然響いた嫌に聞き覚えのある怒号に、私の身体は硬直









なんでお前がいるんだばかやろー！！！









ギギギ…と効果音がつきそうなほどゆっくりと振り返る、と、









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目に映ったのはやっぱり









見覚えのある青い髪

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