バスケとケンカと、はじまる恋と。【青峰大輝】

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「A！！！」


「どうしたの柳ちゃん」


「学校で柳ちゃん言うな。先生と呼べ先生と。」


「柳ちゃんだって私のこと"A"って言ってんじゃん」


「俺はいーんだよ。俺は。」


「うわ、理不尽」


「…さ、さっき、は、ごめん、な」


「ん？…あー！大丈夫だよ期待してなかったし」


「おい！そんなことだろうと思ったけどおい」


「じょーだんだって」


「…で？」


「…え？」


「何があった？」


「…いやさ、お祭りでちょっと…ね」


「は？だってあの時七海も大葵も居たんじゃねーの？」


「居たけど…うん」


「…はぁ。そっか。…で、その2人は？知ってんの？」


「うん」


「…ふーん」


「…ふ、」


「おいなんで笑う」


「いや、なんか変わんねーなー、と思って」


「…そうだな」


「ね」


「……………黒神さんには、報告すんの？」


「…ん？くろちゃんに…？」


「おう」


「………………しないよ、」


「…なんで？心配するんじゃ、」


「心配なんて、しないさ。きっと。」


「そんなこと、」


「さ、この話おーわり！！」


「あっおい！」


「ほーら！早く仕事に戻った戻った！」


「待て、って、」


「柳ちゃんしつこーい校長に言いつけるよ」


「…だから、学校では柳川先生って、」


「ん？」


「はいはいわかりましたよ」

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