第四十七話 楽しいお茶会 ページ46
「アミタ」
「あ、リッドおかえりなさい!」
アミエリタはステファニーの姿に気づくとそっと笑った
「そっちは初めてだね、はじめまして。私はアミエリタっていうの。気軽にアミタって呼んでね」
「はじめまして。ステファニーと申します。わたくしのことはステフとお呼びください」
アストリッドはアミエリタのベッドに腰掛けた
「ね?仲直り出来たでしょう?」
「うん」
「あの、ところでアリスさん、ここは一体・・・アミタさんも、何者なのですか?」
「ねぇローレンヌの片割れ。って言えばわかる?」
「片割れ・・・あぁ、ではあなたが世界の理を担う者、アミエリタですのね」
「そうよ、いつまでたっても挨拶に来ないんだもの。テオがいなくなって随分たつのに・・・忘れられたのかって心配したわ」
「ごめんなさい、でも私にはここにどうやって来たらいいのかわからなかったのです」
「ぁ・・・ねぇ、まさかとは思うけど、テオに遊ばれたのね?大事なことはあんまり言わない人だったもの」
呆れたようにため息をつくアミエリタ
「ステフ、お茶冷めちゃうよ?」
「あぁそうでしたわね」
「?」
二人の会話が理解できないのかきょとん首をかしげる
「あのね、ケーキを飾ったの。でね、他にもお茶を入れてみたの!だからアミタに食べてもらいたいの!」
「私に?わぁ、リッドが?じゃあ、3人分の椅子と机を出すね!」
パァッと顔を輝かせ指で陣を描き何もない空間から机や椅子を3人分出す
その行為を見たステファニーは驚き目を丸くした
「ステフ、準備をしよう!せっかく入れたお茶が冷めちゃうよ」
「あらそうでしたわね」
食器を並べ、準備をする
「リッド一人で入れたの?」
「うんん、そもそもお城に食べるところとか、お料理するところなんてないから全然わかんなくて、ステフに全部教えてもらったんだ、よしできた!・・・どう?アミタ」
「わぁ、すごく綺麗!ねぇ、ケーキはスティフィーが焼いたのね?」
「スティフィー・・・アミタ、すごい愛称ね」
「えぇ、お菓子作りをよくしますの。よろしければまた焼いて差し上げますわ」
「本当?楽しみにしているわ!さぁ、いただいてもいいかしら?」
「どうぞ」
切り分けたケーキを頬張る
「わぁ、すっごくおいしい!スティフィーは上手ね」
「ありがとうございます」
三人の楽しいお茶会はしばらく続いた
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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2017年10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (2017年9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時