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第四十六話 仲直り ページ45

「そうよ、リッドが御子と仲直りできたら、御子をここに連れてきてちょうだい?御子はここのことを知っているはずだけどまだ一度も来てくれた事がないの、ね?お願い」

「ぅう、わかった。アミタが言うなら・・・」

「いい子だね、リッド」

アミエリタはアストリッドの涙をふくと頭を撫でた

「いってきます」

指をくるりと回し空間を歪ませると名残惜しそうな顔をしながら消えた
その姿を笑顔で見送るアミエリタ
姿が消えると大きなため息をついた

(ルネット・ラザフォード・・・)



「ステフ・・・」

「アリスさん。おかえりなさい」

俯きながら現れたアストリッドに優しい笑顔を向けるステファニー

「ごめん、なさい・・・」

「大丈夫ですよ。アリスさんも戻ってきましたのでお茶を入れなおしましょう。アリスさんはお茶を入れたことはありますか?」

「ない・・・」

「さぁ、アリスさん、こちらにどうぞ」

ステファニーに促され部屋を出てキッチンに入る

「そこのポットをとってくださいな」

「これ?」

「お水を入れ沸かします」

ポッドにお水を入れたアストリッドはふとなにかに気付きポッドを軽く指で小突いた
それだけでポットから一瞬で湯気が立つ

「ステフ、わいたよ?」

「まぁ、早いですわね。ではこの茶葉を入れてしばらく蒸らします」

「こう?」

「では次はそこの棚に箱があります。とってこちらのテーブルに載せてください」

「はーい」

魔法で箱を浮かせテーブルにのせる

「開けてみてください」

「?・・・わぁ!」

箱を開けるとそこには真っ白な円柱のものが出てきた

「私これ見たことある!ケーキっていって甘いんでしょう?でも前に見たのは、いちごとか、いろんな飾りがあったよ?」

「そうですわね。ねぇ、アリスさんがこのケーキに飾りをつけてくれませんか?」

「いいの!?やるっ!!」

笑顔でステファニーから飾りをもらうと軽やかな手つきで飾り付けをした

「できたっ!」

「こちらもちょうどお茶が出来ました。さぁお庭に出てお茶会をしましょう」

ティーセットを二人分用意してバスケットに詰める

「あ、ステフ、もう一セット。ステフにね、紹介したい人がいるの。そこでお茶しよう?」

「えぇ、構いませんよ」

準備を終え片手にバスケットを、もう片方の手でステファニーの手をとる

「ステフ、今から行くところの場所は知っているから、暇があったらテオドシアとママみたいに、二人で行こうね」

空間を歪め中に入っていく二人

第四十七話 楽しいお茶会→←第四十五話 泣き虫少女



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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2017年10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (2017年9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時

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