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後日談1-4 ページ24

皆はその本を覗き込むように見る

カウンター席にいる国木田さんは見にくそうだった。なんかごめん。

鏡「文字が青い……?」

『そう!鏡花ちゃん正解!あるべき姿の通りの世界のものなら黒、ある程度外れた世界なら青、あまりにも外れすぎた世界なら赤っていう様に色分けされてるんだ。ちなみにこれはこの世界の本だよ』

治がへぇ…と言いながら本を手に取ろうとしたので慌てて取り上げた

『治はダメ』

太「えっなんでだい姉さん!?」

すっごく興味深そうに見てたけどダメなものはダメなのだ

『あのねぇ、これは私の異能力によるものなのよ?実物がそのままここにある訳じゃないの。あくまで異能で模倣したにすぎないの。だから反異能者の貴方がこれを触ったらどうなるか判るわね?最悪この世界消滅するわよ』

そう言うと治はピュッと伸ばしていた手を引っ込めた

うん、わかればよろしい

『ちなみにこの"白紙の文学書"は世界の数だけあって、世界の数は日々何万何億と増えていくものなの。1度ハッキリ覚えた世界のものならこうやって手元に出すことも出来るのだけど……そんなの覚えてる訳がないのよねぇ……』

いやぁ、大変だったなぁ……と思わず遠い目になる

その様子を見た敦くんが一言

敦「ま、真逆……あの数週間、その中からこの世界の本を探していたってことですか……?」

『……………………………』

遠い目をしたまま敦くんからすっと目を逸らした

勿論、無言は肯定である

敦「え"……マジですか……?」

何人かの顔に青筋が浮かんでいる気がする

ごめんなさいそれが事実なんです

私は遠い目で視線を外の方に向けながら呟いた


『……もう暫く、本は見たくないかなぁ…………』


太「………姉さんお疲れ様……」








ちなみにその日の夕食は治がいい感じの飲食店に連れて行ってくれたとか


_____________________________

なんか国木田さんの存在感薄すぎる気がしますごめんなさい…………

頑張ったんですけど国木田さん感が出せなくて結局殆ど喋らないという事態になってしまいました泣きたい

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作品ジャンル:アニメ
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朱音(プロフ) - 雪月さんありがとうございます!ひぇ……好きだなんて……!!めっちゃ嬉しいです更新頑張ります! (2020年11月9日 7時) (レス) id: 7033fb4795 (このIDを非表示/違反報告)
雪月 - メッチャ面白いですね!好きです…!更新待ってます! (2020年11月8日 23時) (レス) id: 75d6b88503 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱音 | 作成日時:2020年10月17日 18時

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