260.ツッコミって大事だよね ページ28
はい、未だに私レオ君に掴まれたままなんだけど。誰か助けに来てくれないかな?
なんて悲痛な思い出あたりを見渡す。
……ちょっと、そこの金髪野郎。めっちゃこっち見て爆笑するんじゃないよ。助けてよ、この状況(真顔)
え、私女の子だよね??
月「ちゃんと聴いておけよ、セナ!俺の新曲たち!」
瀬「はいはい、言われなくてもちゃんと聴いとくから。頑張ってきなよ、レオ君♪」
ようやく2人の話も終わったようで。レオ君はしきりに瀬名君へと手を振っていて、
『……やば、かわいぃぃぃぃぃぃぃい!!!』
羽「Aちゃん、声に出てるよ。そしてせなっち、顔怖いよ」
なんて、薫君のツッコミが入る始末となるわけで。
瀬「ねぇA、俺はどう?俺も可愛いでしょ?
まぁどっちかっていうと、カッコいいかもだけど。でも俺も王様に負けないと思うよ?なんたって、モデルだし??だからお兄ちゃんにどぉ?」
羽「せなっち、ますます怖くなった」
グイグイ迫ってくる瀬名君がいて。薫君の言う通り、めっちゃ怖い。笑顔なのに!目だけ笑ってないんだけど!?
瀬「ちょっとA、聞いてるの?」
『あ、あはは……あ!レオ君そろそろ行こっ!!』
瀬「ちょっとA!?」
先程とは逆で、今度は私がレオ君を引っ張る番だった。
だって瀬名君グイグイ来てて怖いし!
月「お!?Aが俺の事アブダクションするのか!?」
『うんうん、そうだよ!一緒にアブダクションされちゃおう!?』
月「わはは!それは楽しそうだな☆」
うん、そりゃあレオ君は楽しいだろうね。
背中に瀬名君の声を聞きながら、私はなんとか立ち位置までやってきた。ら、それと入れ替わるかのように、ステージから捌けてきた天祥院が現れて。
天「やぁA、さっきぶりだね。僕と斎宮君のステージは見ててくれたかい?」
『……見てたけど。嫌がる斎宮と肩組んでる所とか』
天「ふふ、君に見てもらえて光栄だなぁ。
……僕も君のステージをここから見させてもらうからね。だからｰｰｰ」
私は天祥院のその言葉に振り返らず、『王様』の彼が先に待つステージへと足を進めた。
ｰｰｰ天「だから、君の本気の想いを魅せてね」
『そんなの、いわれなくてもやってやるし』
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日和 - 最後まで読みました！もうすっごい素敵でした！番外編も読みたいです！待ってます！ (2020年2月4日 9時) (
レス) id: 972516cad5 (このIDを非表示/違反報告)
松並ゆの(プロフ) - 日和さん» ありがとです！物語ももうクライマックス、最後までお楽しみ下さい♪ (2020年1月29日 18時) (レス) id: c69e9f8b84 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - すごく面白いです！続きがとても楽しみです！ (2020年1月29日 14時) (レス) id: 972516cad5 (このIDを非表示/違反報告)
松並ゆの(プロフ) - 白雪さん» コメントありがとです!時間はかかりますが、ちゃんと更新しますのでもう少しお待ちください…♪ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 5fc703e917 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松並ゆの | 作成日時：2019年3月8日 23時
