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放課後
遂に待ちに待った部活の時間が来た。
私と俊介、流星は野球部のためグラウンドへ向かおうとした。
しかし
杏「うわ〜ん。やだやだ私も一緒に行く。ひとりぼっちはやだ!」
『それでも安奈は、吹奏楽やるんでしょ。ほれ早く行こ。私、安奈が野球応援来てくれるの楽しみにしてるんだよ。』
そういうとやっと落ち着いてとぼとぼと一人音楽室へ向かっていった。
その背中を見て、心が痛むが仕方ない。
安奈のやりたいことだから、私をいつも応援してくれる安奈だからこそ私も応援しなければならない。
俊、流「「(さすがA。安奈のママの名は、残ってるな)」」
そして私達も向かう
私はグラウンドに着いて二人とわかれ監督のもとへ向かう。
監督は私の姿を見るなり、「やっと来たな。待ってたぞ。」とニコリと笑ってくれた。
私もあいさつをすませると、監督は他の先輩マネージャーのもとへ案内してくれた。
貴「二年生の藤原貴子です。仲良くしてね。」
私もあいさつを軽く済ませると、今度はまた監督に連れられていく。
どこ行くんだろ?
グラウンドだった。
大きな声で選手をあつめると、私にあいさつするように促してくる。
『秋田から来ました。小田原Aです。中学まで野球とバスケをやっていたので、それなりにアドバイスができると思います。
よろしくお願いします。』
監督「なお、彼女には、トレーナーとしても頑張ってもらう。」
選手の中から小声で、話す声が聞こえてくる。
きっと、わたしを嫌う選手もいることだろう。
実力で黙らしてやる!!
心の中でそう決意し、私の高校野球マネは、幕をあげた。
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作者名:かほ | 作成日時:2020年3月19日 14時