7_*. ページ8
**
「それで…放課後になったけど
Aはこれからどうするんだ?」
「へ…?ど、どうするんだろう…」
「僕と友也くんはレッスンですし…」
「あああオレも流星隊でレッスンがあるッス」
「ありゃ、そうなんだ」
もう帰っちゃおうかな。
疲れたのは本当だし。
…いやダメか。
「校内散策でもしようかなあ?」
「1人で大丈夫ですか?」
「だーいじょうぶだよ!まず校舎覚えないとねっ」
といっても、確実に迷うだろうけど。
まあ迷ったら迷ったでそのときだ。
外に出られなくなることはないだろうし。
すると、廊下から聞こえてきたのはとんでもないスピードの足音。
ガラッ!!とドアが開いたと思えば。
「あ〜〜〜!!いたぁ!!!!転校生第2号っ!!!!☆」
現れたのはオレンジのふわふわした頭のこれまたイケメンさん。
転校生第2号。そういえば佐賀美先生も言っていた気がする。もしかして私のこと?
「あんず!!ほら!!いるよ!!!」
「まっ…て、速い、速いよスバルく…、」
あとから息を切らしながら来たのは綺麗な女の人。
上履きの色からして2人とも2年生だろう。
そしてずかずかと教室に入ってきて、私の両手を掴んで。
「俺、明星スバル!よろしくね転校生!!」
ぶんぶんと腕を振り回す握手。
「うお、お、お、願いしま、す、」
ずいっと顔をこれでもかというくらい近づけてくる。うひゃあ眩しい。
「それで!こっちがあんず!!この子もプロデュース科だよ!!」
「ちょ、ちょっとスバルくん!腕振り回しすぎ!
…えっと、ごめんね、びっくりしたよね」
「い、いえ!」
「改めまして、幸咲あんずです
私も前にプロデュース科に転校してきたの」
「あ、えと、佐藤Aと申します!
というか…えぇ!?そうなんですか!?」
「うん!それで…同じプロデュース科に新しく転校生が来るって聞いて」
「そ!あんずが会いたがってたんだ!☆」
明星スバル、さん。なんだかすごい明るい人。
でもきっとすごくいい人なんだろうなあ。
そして 幸咲あんずさん。絶対いい人。
確実にいい人。すごい清楚系。
「Aちゃん、これから何が予定ある?」
「いや…特に…」
「よかった!それじゃあ、Trickstarのレッスンに来てみない?」
「とりっく…すたー…?
よく分かんないけど行かせていただきます!!」
とりあえず幸咲さんについて行きたくてそうした。
________これが 大きな間違いだった。
**
470人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さかな(二代目)(プロフ) - 作品読ませてもらいました!!首を長くして待ってますね! (2023年3月30日 16時) (レス) @page40 id: 9e11fcf3bc (このIDを非表示/違反報告)
なな - 衣更くん超好きです!!!それに加えて梶さんボイス、、、、この作品に感謝です!!コメント失礼しました! (2019年12月2日 11時) (レス) id: 1759c02e87 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 舞華さん» わかります…ちょうかっこいいっすよね…だからこそ我らはこのステキな小説を見ているのですよ… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 42841d36f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - 真緒くんむっちゃかっこいいですよね!すっごい共感します! (2019年8月26日 16時) (レス) id: 536eb77c6b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃさん(プロフ) - みかん星人さん» んんん分かります分かります...こんなに衣更真緒で共感できた方初めてです嬉しいです!!!! (2019年8月17日 9時) (レス) id: 94c95b6fb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひぃさん | 作成日時:2019年7月21日 0時