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レッスン室に戻ると、1、2という掛け声と音楽が流れていた。
「ただいま戻りました〜」
「あ、おかえり二人とも
もう3人ともレッスン始めてるよ！」
衣更先輩以外のTrickstarのメンバーの方を見ると、
おかえりと口パクで言う明星さんと金髪メガネの人。こちらを見て微笑む黒髪の人。イケメン。
「じゃ、この曲終わったら参加する
その間柔軟でもしとくよ」
「おっけい！」
そう言って衣更先輩はレッスン室の隅っこへ行った。
「それじゃAちゃん、ここ座ろっか」
「はい！」
あんずさんに誘導され、二人で壁際に座る。
座ったときにあんずさんの香りが漂ってきた。
めっちゃいい匂い、女子の匂い、シャンプー何使ってるんだろ。
「今やってる曲はね、今度披露する曲なんだ」
「へぇ…！ライブか何かですか？」
「この学院にはドリフェスっていって、アイドル同士が勝負するイベントがあるの」
「どりふぇす…」
「そう。ドリフェスには区分があって1番上がSSで、1番下がB1。上であれば上であるほど勝った時のポイントが高いの」
「あ！すみません、ちょっとメモします！！」
「うん！分からなかったらまた言うからねっ」
必死に食らいついていかなきゃ。
まだ全然プロデューサーのこともこの学院のことも分からないけど、転校してきたばかりだからなんてらきっと通用しない。
上から、SS、S1、S2…とゆっくり教えてくれるあんずさん。
こんなに優しく教えてくれてるんだ、ちゃんと応えなきゃ。
「…よし！えっとね、それでこの曲を披露するのは最低ランクのB1なの。つまり非公式試合」
「非公式…なんですか？」
「うん。ちなみに最近までB1はあんまり認められてなかったの」
「ほお…？ 」
「そのことについてはまた話すことになるかなあ…」
B1は非公式…と。最近認められたらしい。
とりあえず聞いた事全部メモろう。
「それを変えたのがね、Trickstarなんだ」
「そう！と、言いたいところだけど…
8割くらいはあんずのおかげだよっ！☆」
「わ！？ス、スバルくん…いきなりすぎだよ…」
「ははっ！ごめんごめ〜ん！」
どうやら今練習していた曲が終わったらしい。
汗を拭きながらあんずさんの真横ににゅっ！と現れた明星さん。
「話の続きだけど…ドリフェスだけじゃなくって、Trickstarはこの学院を変えたの」
そう言ったあんずさんの目線は、まだきっと私には踏み込めなさそうな世界へと向いていた。
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さかな(二代目)(プロフ) - 作品読ませてもらいました！！首を長くして待ってますね！ (2023年3月30日 16時) (
レス) @page40 id: 9e11fcf3bc (このIDを非表示/違反報告)
なな - 衣更くん超好きです！！！それに加えて梶さんボイス、、、、この作品に感謝です！！コメント失礼しました！ (2019年12月2日 11時) (レス) id: 1759c02e87 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 舞華さん» わかります…ちょうかっこいいっすよね…だからこそ我らはこのステキな小説を見ているのですよ… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 42841d36f6 (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - 真緒くんむっちゃかっこいいですよね！すっごい共感します！ (2019年8月26日 16時) (レス) id: 536eb77c6b (このIDを非表示/違反報告)
ひぃさん(プロフ) - みかん星人さん» んんん分かります分かります...こんなに衣更真緒で共感できた方初めてです嬉しいです！！！！ (2019年8月17日 9時) (レス) id: 94c95b6fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃさん | 作成日時：2019年7月21日 0時
