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坂田が体育館を出て行くと俺は再び玻璃に話しかけた。
「あいつは一体なんなんだ。」
「譜鈴ちゃん？？」
「それしかないだろ。」
「ああ、あの子ね。悪い子じゃないんだけど…ちょっとやり辛いかな？仕事が。」
「だろうな。」
「いきなりなんで？どうしたの？」
「いや、ただ俺アイツに嫌われてんのじゃねぇかって」
「え、もしかして好きなの？？」
「あ“？ちげぇよ。んなわけねぇだろ。」
「そうなのかぁ。まぁ、思い込みじゃない？？」
「ま、そうだな。邪魔した。」
「いいえー。」
そんなやりとりをして練習に戻った。
「玻璃と何話してたのー？岩ちゃん」
「べつに、大したことじゃねぇよ。」
俺は坂田譜鈴に目をやる。
「譜鈴ちゃん？あの子何かしたの？」
「そう言うわけじゃねぇけど、もしかしたら関係してるかもしれねぇっつうか。」
「ふーん、大変だね。でもさぁ、オレは譜鈴ちゃんは可愛いと思うけど、なんか好かないなぁ。」
「好かないことに関しては同感だ。」
「おーい！及川ートス上げてくれー！」
「まっつん！わかったよー！」
「岩泉も一緒にやろーぜー！」
「ああ！わかった！」
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作者名：雪月風花 | 作成日時：2018年1月23日 0時
