[ダイヤのA]青道の天才マネージャーパート4

111話　悪くない ページ11

「ほんとだよ、あんたのせいで」

「………………」

「……あんたもいい加減にすれば？」

「…は？」







瑠奈が冷たく言い放った






「彼氏がAをすきになったのだって別にAが悪いわけじゃないし……
第一彼が浮気したのだって、あんたを好きじゃなくなったからでしょ？」

「……！！」

「ほんとは気づいてるんでしょ？
自分が悪いってこと
でも、もう取り返しがつかないからこんなこと言ってるんでしょ？」

「……！！」

「涼子……？」







七沙の後を追ってきていたのか、姿を現した涼子







「ちがう？」

「七沙……？」

「ちがう！！
私はそんなこと思ってない！！
私はなにも悪くない！！
悪くなんかない……」






今にも泣きそうな顔で言った七沙



きっと今のは本音だと思う



なら、私は………






「もう一度やり直そ？
前まで一緒に遊んだりしゃべったりしてたんだもん
やり直そうよ」

「……！！」

「ちょっ、A！？
ほんとにいいの！？」

「うん
だって、こんな状態のままなんていやだもん」

「……！！」

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