【文スト】月下の桜は今日も微笑む

32枚目 ページ34

桜ちゃんinポートマフィア本部！どんどんぱふぱふ〜
というわけで、マフィア本部にやってきました。久し振りの我が家という感じがする。


マフィアといいながらもロビーは普通の企業と同じような見た目。だがしかし！


『嗚呼〜相変わらずいい匂いがする…本当に変わってないなぁ』
いやぁ、このお上品な香りがマフィアなんだよなー。好きだわ。
ある程度キョロキョロと辺りを見回して、平然と廊下を歩き出した。


本部に居るのは大抵黒服にサングラスの人、というのも変わっていない。
と、そこで。その黒服モブ君とすれ違った。


私の服は喪服だし、何だかマフィア全員お揃いみたいだがサングラスはしていない。
あまりお偉いさんでもなければ私の事も知らないだろうな。私有名じゃないし。


『やぁ！こんにちは。首領の部屋って変わってないよね？』
「え、嗚呼。はい」
『そう、ありがと。でもね、簡単に首領の場所を教えたらいけないなぁ』


簡単に、からは一寸声を低くして云ってみた。そうしたら、モブ君は申し訳ありません！！って、
ぺこぺこ頭を下げ出した。これには私も吃驚したよ……


＿＿＿＿＿


やっと首領の部屋まで着いた。長いよなぁ……
部屋に入ろうとすると見張りのモブ達にジャキッと銃を向けられた。
邪魔するなよ。という気持ちを込めて睨みをきかせる。そして…


『退け』


と一言。するとモブ達は怖じ気づいた様だ。私流石。
一寸怯んだ隙に部屋の扉を開ける。


いよいよ、何年ぶりかな、首領とご対面だ。

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