人魚姫がお嫁さんになったら貢いじゃダメですか？【太宰治】

11：白い王子さまはお怒りです ページ11

「治さんとても良い天気で良かったですね！！お出かけ日和です！！」

「そうだねぇーAちゃんが今日も可愛いよ。やっぱり天使な人魚姫だねぇ…。」

「野球ボール投げたのにテニスボールが返ってくる言葉のキャッチボールは、私はしてないのですが？治さん。」

「仕方ないじゃないかー君が可愛いから。」

「わけが分かりません。」



天使な人魚姫だから可愛いのは当然。君よりも可愛いのはきっとない。強いて言うなら私たちの子どもだろうか。きっと可愛いはずだ。なんせ美形の私と天使な人魚姫との間の子どもなんだ…絶対に可愛いに決まっている。




「治さん治さんあの雑貨屋さんに行きましょう！！」

「うんうん行こう行こう。可愛いねAちゃん。」

「1日中可愛いたらなんたら言ってなきゃ…貴方は生きていけないのですか？」

「そうだね。」

「否定の色すら見えない…まぁー良いでしょう。今日はたくさん楽しみましょうね！！治さん！！」




もちろんだよAちゃん。お出かけもだけど…




中也をシバくこともね？




精神的にシバいてやると決めてプランも完璧に作ってある。だからじわじわとじっくりとシバくから楽しみにしててね中也。




絶対に許さないから。



むしろそれだけで済むんだから優しいと思うよ？ホントなら半殺しなんだけどね。いや、それ以上かな？罪は重いからね。



そんなことも知らないで中也は呑気に休日を楽しんでいるんだろうなぁー。そう考えるだけで笑えてきた。

12：素敵帽子はショックを受ける？→←10：白い王子さまのチェリーパイ心

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す