人魚姫に貢いで良いですか？【太宰治】

1：貢ぎたいと言われました ページ1

突然の事でなんのこっちゃら…意味分からん。その前にアンタ誰だよ。



「私は太宰！！太宰治と言う！！君に惚れて君にそばにいて欲しいんだ！！そして貢がせておくれ！！！いや、養わせて欲しいのだ！！」



いや、マジで何言ってんの？



「ダメかい？」




いや、なんで「はい、良いですよ。」って言うと思っているの？この人は。見た目カッコイイのに残念だなあ…。
けど、人と話すのが嫌で嫌いで苦手な私は声が出ない…いや、出したくないから困っていると



「もちろん生活は保証するさ！！何不自由なく、むしろそれ以上の生活を保証するよ！！約束するさ！！学校のお金も何もかも！！もちろん君が家に帰りたいとか親に会いたいとか言えば遠慮なく帰って良し！！
だから貢がせておくれ！！！養わせて欲しいのだよ！！」




だからなんで納得すると思っているの？



「お願い！！」

「あ…あの…。」

「ん？なんだい？」



ニコニコ笑顔で答える太宰治と言う人は、私の声を聞いても全くびっくりしたり引いたり、笑ったりしなかった。むしろ…何故か嬉しそう…


「まず…この…ガラガラで…ダミ声…びっくりしたり…引いたりしないんですか…？変って笑ったり…。」

「しないよー？だって君の声だろう？ハスキーでとても好きだよ私。」

「…あまり喋りたくない…んです。」

「それは任せるよ！！とりあえず私は君が好きで大好きで愛してしまったのだ！！だから貢げて養えれば良いのだ！！」




あぁ、変な人に捕まってしまった。




「それにまるで人魚姫みたいだ。」

「…変な人…。」





高校1年生…16歳魚原A…





変な人にナンパされました。

2：ちょっと私の周りがおかしいようです→

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