検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:15,364 hit

1:お手柄 ページ1

「さすが太宰、お手柄だ。」


それから犯人たちを捕まえて軍警と国木田くんたちを呼んだ。すぐに身柄を渡して今に至る。


「うん…それは良いんだけどね…良いん…だけどさ…。」


褒めてもらえるというより、喜んで貰えるのは良いのだが、まずは私に犯人の場所を教えてくれた少女にお礼を言わなきゃいけない。それが先だ。




それに何故軍警ではなく私だったのか…





そこが不思議で、気になって、疑問でしょうがなかった。




「いつも変だが今日は一段と変だぞ太宰。」

「あ、うん…ごめん…。」



だから社に帰ってからみんなが喜んでいる間、みんなの話は上の空状態。なんなくいい気にはなれなかった。



その事を伝えるべきだろうと思い、いつもはやらずサボる書類や報告書を即終わらして国木田くんに見せた。



それから私の作成した書類や報告書を読んだ国木田くんは



「じゃあ…今回のホントの手柄は、その少女ってわけか。」

「そう、私はその少女に連れられただけなのだよ。」

「と言うことは…あの犯人グループの仲間…って可能性もありえますね。」

「いや、それはない。女はいないという情報だ。ありえない。」




すると国木田くんは頭を抱えて悩んで出した答えは、




「その少女にお礼を言わなきゃならないな。」




そう言ったのだ。

2:手がかり→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:中二半の彼女は霜月さん x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。