10:無理やり ページ10
夏場はよく太宰の部屋にいることが多かった。正直言うと嫌なんだけど、俺の部屋よりこの部屋は快適なのである。
部屋にはクーラーではなく扇風機。夏は暑いのである。けど太宰の部屋は俺の部屋と違ってクーラーがあり、マンガもたくさんあるのである。
「なぁー太宰。」
「なんだい中也、私は今勉強中なのだけど?」
「知ってるが。」
「なんなの一体…。」
嫌そうに鬱陶しそうにコチラを向いた。
「Aのこと。」
「Aのこと?どういうこと?」
「は?」
お前は何を言ってるの?と言いたげな顔だった。
「Aが何もないって言ってるならそうでしょ。あんまり執拗いと嫌がられるよ?」
そう言うと太宰は勉強に戻ってしまった。
「そーかよ。」
太宰がそう言うから何も言えなかった。
この時無理やりでも話を続けていれば良かった。
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レイ - 感動する…。 (2018年1月18日 18時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 学校…? (2018年1月16日 21時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物やキャラを扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグお外し下さい (2018年1月15日 20時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月15日 18時