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【赤眼目線】

まず、黄色と紫の人が私に近距離攻撃を左右からしかけてきた。


私はそれをしゃがんで回避し、それと同時に二人の足元にスタンガンを押し付けた。


バリバリッとスタンガンの音がして二人は崩れ落ちた。


それと同時に緑とピンクの人が拳銃を向けてきたので引き金を引かれる前にほとんどゼロ距離に近づいた。


呆然と目を見開く二人にスタンガンを押し付け、二人は床に倒れた。


結論をいうと、圧勝だった。


私は一つ息を吐いてから残りの二人の方に振り返った。


【おそ松目線】

たった数秒前に彼女に飛びかかった4人は彼女の足元に倒れていた。

一瞬何が起きたのか...おそ松とカラ松の二人は理解しにくいものだった。

二人の視線の先ーーーそこには銀髪赤眼の女性がいた。

彼女はゆっくりとこちらを振り返ると鈴の音のような綺麗な声で口を開いた。


「あの……ここのファミリーの人じゃないって何回言ったら分かるんですか?いい加減分かってくださいよ。」


場が、凍りついた。


「「「「「「……え?」」」」」」

俺たち6人は見事なハモりだった。スタンガンを食らった4人も話せるくらいの電流だったらしい。


「え……そうなの?本当に?」

「本当ですって。何回も言ってましたよ、私。」

チョロ松がそう聞くと、彼女は話、聞いてませんでしたよね?とナイフのような冷たい視線を向けられていた。

「……嘘、ついているっていう可能性は…?」

一松がそう言うと十四松が(瞬間移動のスピードで)彼女の元に行き、匂いを嗅いだ。

彼女は、え?ちょっと、何?と困惑している様子。かわいい。

「嘘ついてないっす!」

十四松の判定結果は白だったらしい。


「当たり前ですよ!なんでそんな疑うんですか!そろそろキレますよ?!」

どうやら本当に俺らの手違いだったらしい。

「本っ当にごめん!!俺が悪かった!許してくれ!!」

そう言うと彼女はまぁ、特別に許してあげます。と言った。

「ていうか、君ってどこのファミリーにいるの?」

トド松がそう聞くと急に彼女の顔が暗くなった。

「その……前のファミリーから逃げてきたんで、私一人ぼっちなんです……。」

しゅん、となりながら彼女が言った。その顔はすごく寂しそうで、守ってやりたくなった。だから俺はある提案をした。

「じゃあさ、自分の居場所がないなら俺らのファミリーに来なよ!」

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作者名:きのこ松。 | 作成日時:2018年1月18日 20時

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