【歌い手】ライブやイベントに一切出演しない爆発的人気を誇る歌い手が逆ハー(乙女ゲー)を回避しそこねそうになる話

五十二話 デリケート ページ10

今ではお馴染みとなったまふ宅

ま「じゃあ回線つなげるから天月くん手伝ってー」

天「………」

ま「天月くん？」

あーこれ面倒臭いやつだ

『坂田さんこういう時はどーするんですか？』

坂「んーほっといてるかな」

『私が来る前も同じ扱いだったんですね』


それはそれはご愁傷さま


天「……」


まだ俯いてる

そんなに嫌だったのかな


『天月さ_____！？』

ま「え、え、嘘！？天月くん、ごめんね、、」


まふまふさんがテンパり始めた

対する坂田さんは……ん？

坂「あ、あぁどうしよう、携帯あれ、天月くん、え、ぁあ、」


坂田さん………

……2人とも頼りにならない


『天月さん』

天「ｸﾞｽｯ………なに」

『天月さん』

天「………ﾋｯｸ」

……なんだかんだ言って繊細だからな

_____しょうがない


『天月くん』ﾆｺｯ

天「な、なに、_____！」


フワッ


『ごめんなさい』



ま「抱きしめたぁっ！」ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ

坂「ﾊﾟｼｬｯ_____いでっ」

ま「ダメだよ、撮ったら」2828


おいお前ら、聞こえてるからな


『はぁ、いい加減調子戻してくださいって_____』

天「わぁぁぁん！！Aちゃぁぁあん」

『下の名前で呼ぶなっ！！』ｹﾞｼｯ

天「痛い！！でもありがどぉぉおおおうわあぁぁあ」

『ちょ、近づかないで！！』

ま「え！？ちょ、なんで僕が盾に…わぁぁぁ！！」


坂「ﾊﾟｼｬｯﾊﾟｼｬｯ」

『さっきから撮らないでください』

坂「違うんだよ、違う。スクリーンショットだから」

本当かどうか確かめたら本当過ぎて……


紛らわしいわ！！


ゲームしたいなって今思った

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