177章 百年なんてあっという間 ページ48
A「いや、こういうのにはタイミングってのがあって・・・;」
クロ「は?今襲わなくていつ襲うんだよ」
A「襲う気満々!?;私キスのこと言ってたんだけど!?;」
クロ「んだよ、いいだろ?恋人同士なんだし?」
「どうせ誰もいねぇよ」と、耳元でボソッと呟くクロハ
いちいち言い方がいやらしい、そして誰もいないからとかそういう問題じゃない
私にだって心の準備というのがあるし、今はまだ早い
だから私は、私の上に覆いかぶさってくるクロハを全力で阻止していた
右腕でクロハの胸を押し、もう片方の手でクロハの髪をガシッとつかみ、引き剥がそうと必死である
A「だ・め・だ・っ・て・ばあああ!!;(グググ」
クロ「痛い痛い痛い、ハゲる、A、ハゲるって、髪つかむなよっ(グググ」
A「ハゲたくなかったら退けろ!;」
しばらくその奮闘が続くと、クロハは一つ息を吐いて私の上から退いた
そして、私がつかんでいた前髪の生え際部分を、顔をしかめながら押さえている
強く引っ張りすぎたか、でもそうしなければ私が食われていた
そう、やむを得なかったんだよ、うん
クロ「これでも我慢してるほうなんだぜ?理性の限界だっつーの」
A「い、いい今はまだ、き、キスまで!!///それ以上はもっと大人になってから!///;」
クロ「百年以上生きてりゃガキじゃねぇだろ」
A「それは人間の視点から見たらでしょ;私たちは蛇だよ?」
クロ「・・・・(ムスッ」
あ、すねた
そういうところが子供なんだよー・・・
私がため息をついて、少し呆れていると
クロハはゆっくりと私のほうに倒れこんできて、ギュッと抱きついてきた
クロ「あーもう・・・・・いつまで我慢すりゃいいんだよ」
A「せめて後百年かな」
クロ「おい」
A「嘘だよ!;でも、私たちからしたらそんなのあっという間でしょ?」
クロ「んー・・・」
クロハはうなりながら、グリグリと頭を私の首筋に押し付けてきた
髪があたってくすぐったい、たまに鎖骨あたりにキスをしてくるから、それもまたくすぐったい
嫌じゃないけど、なんか、恥ずかしい
たぶん私は今、耳まで真っ赤っかだ
私が黙っているのが不思議に思ったのか、クロハはふと顔をあげて、私の顔を見ると
いたずらな笑みを浮かべた
クロ「赤くなって、可愛いなぁ?(ニヤニヤ」
A「う、うるさいなぁ・・・///」
ほんと、調子狂う
178章 本来、“役者”ではないはずのキミ 【焼き付ける】side→←前期ひとまず終了です!&今後について&応援してくださった皆様へ
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時