164章 謎 ページ32
A「んーっ!ようやく読み終わったぁあ!!(ﾊﾟﾀﾝｯ」
本を勢いよくとじながら、そのまま後ろのベッドにたおれこんだ
部屋中には本が散らかり、足の踏み場もない
片付けようと思ったけれど、起き上がるのが面倒だ
ちょっとだけ寝て、おきたら片付けよう
A「ふわぁ〜・・・ちょっとだけ――」
クロ「ちょっとだけ、何?」
A「!?(ｶﾞﾊﾞｯ」
クロ「あぁ、起きなくていいから(ｶﾞｼｯ」
急いで起き上がろうとしたが、クロハが覆いかぶさりとらえたため、それもかなわなかった
なんか久しぶりに会った気がする、そんなことを考えていたら、突然クロハが強い力で私を抱き寄せて、唇をふさいできた
A「んんっ!?／／／」
クロ「ん・・・もっと」
A「へ!?あ、え、ちょっ／／／」
帰ってきて早々何をしてんだ!!;
私はクロハを離そうと胸元を押したり叩いたり、足をジタバタさせてもがいた
でも、いくら人間並みの能力になったクロハといえど男だ、女の私がその力に勝てるわけもない
しばらくはクロハのなすがままだった
A「ぷはっ!／／／お、おしまい!!／／／」
クロ「んだよ、つまんねぇな」
A「つまんなくてけっこう!；」
「いいから上から退けてくれ」と頼むと、すっごい嫌そうな顔をしながらしぶしぶ退けてくれた
退けてくれたはいいが、起き上がる気力がない。クロハの今の行動で眠気は吹っ飛んだが、疲れまでは飛んでいかなかった
逆に疲れが増した気がする
A「突然どうしたの；びっくりしたよ；」
クロ「ん・・・すっげぇ寂しかったから」
A「寂しいくらいで今のはないでしょ；・・・何かあったの？」
クロ「・・・・」
私がそう問いかけるが、クロハは黙り込んでしまった
本当にどうしたのだろうと思って、重い体を起こしクロハの顔をのぞきこんだ
その表情は、殺意に満ち溢れていた
クロ「!・・・んだよ、いきなり覗き込むなよ・・・」
A「え？あ、いやだって、無反応だったから・・・」
もう一度問い詰めようとすると、クロハは私の首に腕を回して引き寄せた
クロ「・・・しばらく外には出ない」
A「え?」
クロ「俺のそばから離れるなよ・・・A」
クロハはそう言うと、さらに強く私を抱きしめた
・・・本当に、何があったんだろう
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています！ 更新大変だと思いますが、頑張ってください！ (2019年9月2日 20時) (
レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です！敬礼（-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね！じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね！？Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ 受験がんば！（あ、作者さんは公立受けないのかな？） (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸｀)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃（ry です！更新再開おめでとう！ (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時：2015年9月4日 19時
