検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:44,768 hit

165章  疲労 ページ33

A「クロハ・・・もしかして、ウララと会った?」


クロ「ピクッ・・・あぁ」


A「だよね;どうなったの?」


クロ「・・・・・・・・(ボソッ」


A「?」


クロ「逃げてきた」


A「!」


 



予想外の言葉だった


まさか、クロハが敵に背を向けるなんて思いもしなかった


よほどの理由がなければそんなことはしないだろう


何か吹き込まれたのか・・・それしか考えられない





A「・・・私はここにいるから安全だよ?それにウララくらい私一人でもたおせるって!」


クロ「いや・・・お前には絶対たおせない」


A「?」


クロ「Aだったら、手も足もでねぇよ・・・」




 

私だったら・・・?


クロハのその発言は、私がウララに力で負けている、という意味ではなかった


私ではウララを倒せない・・・いや、倒せるけど、倒すことができない理由がある?


私は思考回路を巡らせた、私がウララを倒すことができない理由・・・


その答えにたどり着こうとしたときだった


クロハが私の手をギュッとつかんで、自分の頬にすりよせてきた



 

A「ハッ・・・クロハ?」


クロ「何も考えるな・・・Aには、知らなくてもいいことだ」


A「私のことだもん!知る必要があるでしょ?」


クロ「いや、これは俺の問題だ。元々俺がつくりだしたものだからな」




 

クロハはそう言い、ベッドに倒れこんだ


相当疲れてる様子だ


私はクロハが伸び伸びして寝れるように、その場から離れようとした


だがクロハは私の手を握ったまま放そうとはしない



 


クロ「離れるなっつったろ・・・バカ」


A「いいから寝なよ!疲れてるんでしょ?」


クロ「ん・・・」



 


めずらしく、クロハはいつもの生意気口調で反論してこなかった


何度も重いまぶたを無理やり開き、正気を保っている


素直に寝ればいいのに・・・


 



A「わかったよ;離れないから、寝ていいよ?」


クロ「・・・寝れない」


A「嘘つかないの!」


クロ「ほんと(グイッ」


A「うわっ!?」


 



腕を引かれ、クロハの腕の中へとダイブする


クロハは私を抱き枕のようにして抱きしめると、額に唇を落として微笑んだ





 
クロ「クスッAがいねぇと眠れないからなw」


A「もう・・・///」



 

ほんと、どこまでも調子を狂わせてくる

166章  なんでこのタイミングで・・・  カノside→←164章  謎


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:カゲプロ , クロハ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
- お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/  
作成日時:2015年9月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。