165章 疲労 ページ33
A「クロハ・・・もしかして、ウララと会った?」
クロ「ピクッ・・・あぁ」
A「だよね;どうなったの?」
クロ「・・・・・・・・(ボソッ」
A「?」
クロ「逃げてきた」
A「!」
予想外の言葉だった
まさか、クロハが敵に背を向けるなんて思いもしなかった
よほどの理由がなければそんなことはしないだろう
何か吹き込まれたのか・・・それしか考えられない
A「・・・私はここにいるから安全だよ?それにウララくらい私一人でもたおせるって!」
クロ「いや・・・お前には絶対たおせない」
A「?」
クロ「Aだったら、手も足もでねぇよ・・・」
私だったら・・・?
クロハのその発言は、私がウララに力で負けている、という意味ではなかった
私ではウララを倒せない・・・いや、倒せるけど、倒すことができない理由がある?
私は思考回路を巡らせた、私がウララを倒すことができない理由・・・
その答えにたどり着こうとしたときだった
クロハが私の手をギュッとつかんで、自分の頬にすりよせてきた
A「ハッ・・・クロハ?」
クロ「何も考えるな・・・Aには、知らなくてもいいことだ」
A「私のことだもん!知る必要があるでしょ?」
クロ「いや、これは俺の問題だ。元々俺がつくりだしたものだからな」
クロハはそう言い、ベッドに倒れこんだ
相当疲れてる様子だ
私はクロハが伸び伸びして寝れるように、その場から離れようとした
だがクロハは私の手を握ったまま放そうとはしない
クロ「離れるなっつったろ・・・バカ」
A「いいから寝なよ!疲れてるんでしょ?」
クロ「ん・・・」
めずらしく、クロハはいつもの生意気口調で反論してこなかった
何度も重いまぶたを無理やり開き、正気を保っている
素直に寝ればいいのに・・・
A「わかったよ;離れないから、寝ていいよ?」
クロ「・・・寝れない」
A「嘘つかないの!」
クロ「ほんと(グイッ」
A「うわっ!?」
腕を引かれ、クロハの腕の中へとダイブする
クロハは私を抱き枕のようにして抱きしめると、額に唇を落として微笑んだ
クロ「クスッAがいねぇと眠れないからなw」
A「もう・・・///」
ほんと、どこまでも調子を狂わせてくる
166章 なんでこのタイミングで・・・ カノside→←164章 謎
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時