136章 昔の私 ページ4
ウララ「はーい!ウララでぇす!よろしくお願いしまぁす♪」
先生「じゃあ音山の席は――」
ウララ「ウララはあの人の隣がいいなぁ♪」
そう言ってウララが指を指したのはクロハだった
クラスがざわめく中、クロハは眉間にしわを寄せて舌打ちをする
そして私とウララはパチッと目が合うと、ウララはニコニコしながら私のもとへと駆け寄ってきた
ウララ「すみませぇん、ここ退けてくれませんかぁ?」
A「・・・貴女の目は腐ったんですか?空いてる席なら向こうにあるでしょう」
シン「A・・・?」
ウララ「イラッあらぁ、その生意気な口調、相変わらずねぇ?」
A「貴女のその舌足らずな口調も変わりませんね、いい加減やめたらどうです?」
ウララ「いいから退けなさいよ、私は主の隣がいいの♪」
A「貴女に指図される覚えはありません。本来ならば、私のほうが貴女より地位は上なのですよ?」
ウララ「“元”でしょぉ?いいから早く退けなさ――」
クロ「ゴチャゴチャうるせぇぞ【召使】、空いてるところに行け(ギロッ」
ウララ「っ!・・・はぁい」
ウララは帰りざまに私を睨み、一番奥の前の席へと座った
そして私は、ウララが離れたのを確認すると同時に、肩の力を一気に抜き、無表情だった顔を緩めた
思わず頭を抱え込み、机に突っ伏していると、シンタローが怯えたように私に話しかけた
シン「お、お前、さっきめっちゃ怖かったぞ;」
A「うん・・・」
アヤ「久しぶりに見た!Aちゃんの“冴える蛇”モード!!」
A「何その名前;」
アヤ「昔のAちゃんのスイッチが入った時のモードだよ!」
昔の私、か
ウララと話そうとすると、いつもこの態度だ
ウララに素の自分で接するなど、死んでもやりたくなど無い
A「それにしても、どうやってクロハが生きてるってこと知ったんだろ・・・(ボソッ」
私はそう呟(つぶや)いて、大きくため息をつく
そしてふと、クロハをチラッと見た
俯いたまま動かない、どうしたのかとクロハに近づくとほぼ同時に、クロハが右手に拳銃を持っていることに気がついた
そしてクロハが睨む視線の先にはウララ
クロハはいつもと違う、冷たくとても低い声で、ボソッと呟いた
クロ「・・・殺すか(ボソッ」
A「!!駄目だよ!(コソッ」
クロ「・・・・」
制止の声をかけるが、クロハは無反応だ
これでは本当に殺りかねない
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時