155章 何かが変わり始めていた アヤノside ページ22
〜in 学校〜
アヤ「はぁ・・・」
シン「また溜息か、今日一日で何回してんだよ;」
アヤ「吐かずにもいられないでしょ?あれから3日だよ?」
シン「んー・・・まぁ、確かにな」
そう、あれから3日
Aちゃんの姿はおろか、クロハの姿さえみかけない
ウララはクロハが学校に来なくなった翌日、学校に来なくなった
きっと探しているのだろう
心配だな・・・
シン「こんだけ行方がわからないとなると・・・やっぱ俺らも動いたほうがいいんじゃねぇか?」
アヤ「うん・・・でも、それじゃあ駄目なんだ」
シン「??」
それだと、ウララが皆に危害を加えてしまう
Aちゃんにとって今一番避けたい状況はそれだろう
だから動いてはいけないのだ
・・・でも、修哉はあれから、一人でAちゃんたちの行方を追っている
もちろんウララには感づかれないように、週に1〜2回ほどしか外には出ない
私はそのことに気づいて止めたけれど、言うことを聞いてはくれなかった
アヤ「・・・ねぇシンタロー、何かを得るためには、必ず何かを失うって本当かな」
シン「?どうしたいきなり」
アヤ「ううん、なんとなく思っただけ・・・」
何の犠牲もなく、助け出すことはできないのだろうか
このままじっとしているだけなんて嫌だ
でも、それには多少の犠牲が出てしまう
何も失わずに、何かを得ることは、不可能なのだろうか・・・
私は再び大きな溜息をついて、机に突っ伏した
私も、人のこと言えないな
Aちゃんにはあれだけ一人で抱え込むなって言ったくせに
自分だってこうやって一人で考え込んでいる
シン「・・・なぁアヤノ、お前また一人で考え込んでないか?」
アヤ「ビクッえ、そんなことないよ!ちょっと寝不足なだけだよ?(ニコッ」
シン「無理して笑うな!・・・俺はもう【あの日】と同じ過ちは繰り返したくない・・・っ」
アヤ「え?」
シン「ん?・・・・・あれ、俺何言ってんだ?・・・【あの日】って・・・あれ?」
アヤ「シンタロー、もしかして・・・!!」
シンタローは頭を抱え込み、ブツブツと何かをつぶやき始めた
間違いない、シンタローは【あの日】のことを思い出しかけている
もしかしてシンタローの中の蛇が・・・?
・・・今日この日、明らかに何かが変わり始めていた
156章 手が冷たいのは、心が温かいから→←154章 今から放つ、俺らしくない“言葉” クロハside
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
68人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時