151章 基準 ページ19
A「お、落ち着けクロハ!;冷静に―――」
「冷静になれ」と言い掛けたところで、クロハに口をふさがれた
クロハは私の両肩をつかむと、そのまま壁に押し付けて逃げられないようにする
これ以上近づかせまいと、クロハの胸の辺りをギュッと押してはいるが、すでに口をふさがれているため、どの道手遅れである
A「やめ・・・っ!」
クロ「無理、せっかく二人きりなんだから・・・いいだろ?」
A「いいわけないでしょ!;・・・あ、そうだ!!;本読んでみたけど、わかんないとこ多いからやっぱり教えてよ!・・・ね??;;」
クロ「んー・・・あとでな」
A「へ!?今じゃないとだmん・・・っ!」
再び口をふさがれた、抵抗してみるがびくともしない
口を放してはまたふさがれるの繰り返しで、しばらくすると、クロハはまた別の行動をとりだした
おさえていた肩の片方だけを開放すると、その手は私の服の中にさしいれられた
A「ビクッやっ・・・ちょ、ストップっ!!///」
クロ「ん?」
私は急いで服の上からクロハの手をつかんで阻止し、制止の声をかける
予想外だった、まさかそうくるとは夢にも思わなかった
A「さ、すがに・・・っそれは駄目」
クロ「いいだろ?俺はもっと、Aを知りたい」
A「っ!!///い、いいから早くこの手を退けて!///」
クロ「ムスッ・・・ケチ」
A「ケチで結構だよ;」
クロハはムスッとしながら、しぶしぶと手を退けてくれた
私はホッとして、胸を撫で下ろす
なんだかんだいって、こうやって素直に言うことを聞いてくれるところが意外だ
そうして安心するのもつかの間、目の前のクロハに視線を移すと、不機嫌そうな顔で私から顔をそらしていた
A「クロハ??」
クロ「・・・(ツーン」
A「拗(す)ねないでよ;ああいうことはもっと大人になってからやるものなんだよ;」
クロ「・・・何百年と生きてきたんだから子供じゃねぇだろ」
A「そりゃ人間を基準にしたらって意味でしょ;」
人間の年齢で言えば、私たちはとっくに100歳を超えているのだ
だけどそれは、人間を基準にしたものであって、私たち蛇の基準としては、100年はまだまだ子供なのである
A「ほら機嫌直して!」
クロ「・・・ふん」
A「もう・・・;」
ほんっと子供だな
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時