143章 好きになりすぎて ページ11
A「アジトの皆にちゃんと説明してきたの??」
クロ「は?するわけねぇだろ」
A「え?;」
クロ「どうせ【かける】が説明する。嘘の情報だけどな」
A「嘘って・・・皆のこと信用してないの?」
クロ「・・・A以外の奴なんか、信じられるわけねぇだろ」
クロハはうつむきながらそうつぶやいた
クロハには、本当に私しかいないんだって、改めて実感した
ベッドに座り、いまだに俯いて隣にすわっているクロハにギュッと抱きつく
A「嬉しいよ、すごく嬉しい・・・クロハは私を信じてくれてるんだね」
クロ「・・・(コクッ」
A「私もクロハのこと信頼してるよ。でもね、メカクシ団の皆のことも信頼してるんだ・・・クロハは私を信用してくれてるでしょ?だから、皆のことも信用してくれるよね?」
クロ「ピクッ・・・無理」
A「・・・どうして?」
私がそう問いかけると、クロハは私から少しはなれて、私の両頬に手をそえた
クロハはじっと私を見つめてくるから、私もそれにこたえるようにクロハを見つめ返した
クロ「Aを信じてないわけじゃない。だが、あいつらを信用することはできない」
A「・・・・」
何も言い返せなかった
私はクロハに、無理に皆を信じさせようだなんて思えなかった
だって、それじゃあ私がクロハを縛ってるみたいで・・・嫌だったから
だから言えなかった・・・でも、できることなら、ほんの少しだけでも皆を信じてほしい
いつまでも私にだけ執着してちゃ駄目なんだよ、クロハ・・・
そう伝えたいけど、それはクロハを裏切る行為につながる
クロハを裏切るなんて、できないよ
そう考えていると、クロハは私の頬にそえていた手を放し、手を広げた
何かと思って首をかしげ、クロハの顔を見る
クロ「クスッ・・・おいで?」
A「!・・・ちょ、調子狂うなぁ・・・////」
突然そんな笑顔見せられたら、混乱するよ
私は少しずつクロハとの距離をつめていく、だがクロハは我慢できなかったのか
私の腕を引っ張って抱き寄せた
ギュッと強く抱きしめ、耳元でささやいてくる
クロ「・・・愛してる(コソッ」
A「し、知ってるよ!!///」
優しく甘い声でそんなこと言われたら、ますます好きになっちゃうよ
好きになりすぎて、どうにかなりそうだ・・・
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時