【あんスタ】君色に染まる。【短編集】 (ページ6)

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別れの魔法 __ 1【逆先夏目】R ページ6

Aside

なんで ? あんなに仲良くしてくれたのに。

私に掛けてくれた言葉は嘘だったの ?

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夏目「やァ、子猫チャン ♪ 」
『あっ、夏目くんおはよう！』

2-Bの教室、私が密かに思いを寄せていた夏目くんとは
席が隣でそこそこ仲が良かった。
夏目くんは何時も楽しそうにつむぎ先輩の事や
宙くんの事を話してくれた。
それからゲー研の事、魔法の事。
私の考えてる事も解る、最高のパートナーだと思ったのに。

夏目「ごめン .. もう僕に近づかないデくれるかナ ? 」
『えっ、.. 』

席替えをしたとある日の放課後、いきなりそんなことを告げられてしまった。
何故だろう、彼の気に障ることでもしたのだろうか、なんて気持ちで
あのときは胸がいっぱいだった。

だって、あんなに仲が良くて、

あんなに笑顔で楽しそうに話し掛けてくれたのに。

『っ、あは、ごめん、ね、? 鬱陶しかったかな ? 』

瞳に溜まり溢れ零れていく冷たいもの。
それが涙だと直ぐに解った。
そして教室を直ぐに飛び出したんだっけ。

夏目「 … っ、」