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『坂田くん?いきなりいぃへんくなったらこっちもびっくりしてまうからあかんよ?』

優しく言うと涙目でブンブンと頭を上下に振る

「はぁ、お前さぁ…もう4年だろ?迷子になるなよ。」

う、うらたくんなかなか辛辣

「まぁ、その辺にしといたりましょ。Aお姉さん他にいるもんあるでしょう?買いに行きましょ!」

この子本当に礼儀がなってるなぁ。とぽやぽや考えていると後ろから有り得んばかりの力で蹴られる

「はよ動けや。センラさんが動こう言うとんねんぞ」

し、志麻くん。怖い。

『し、志麻くん?暴力はダメだよ?』

「わぁーたってば…はよして。」

この子の性格は親の態度からきてしまったんやろなぁ。暴力以外の訴えがなにか分からないん……かなぁ。

『そうやね!はよ行こうか。』

「Aおねーさん、坂田またいねぇけど?」

『はいぃ?!』

この短時間でどこ行くんよ!

「あ、おった。」

そう言ってお菓子売り場に走っていく志麻くん

「あ、まーしぃ!見て!」

そう言って坂田くんが手に取ったのは戦隊モノのレンジャー達が並んでいるお菓子。

「お前なぁ……。」

呆れた顔で志麻くんが坂田くんを見る

『あははw坂田くん?迷子なっちゃったら私らと会えへんくなるかもしれへんよ?』

そう言うとハッとした顔をして目を潤ませる

「やぁだぁぁぁぁ!!」

そう言って私に飛びつく坂田くん

『ややろ?じゃあ、おててつなご?』

「ん!」

坂田くんと手を繋いで歩く。

生憎と他3人は食材やらなんやら全て持ってきてくれたので買い物は早く終わった。

『さぁて!お家に帰ろうか!はよ車乗って!』

「はぁい!」

バッ!と手を上げて車に飛び乗る坂田くん

「なぁ、ブス。」

ん"ん"!志麻くんブスやめて、傷つくわ。

『せめて名前で呼んでおくれ志麻くん。どうしたん?』

「俺、って口……悪いん?人から嫌われるんかな。」

あぁ、この子はこの子なりに悩んでいるじゃないか。ええ子やないか。

『おねーさんは別に志麻くんにどう言われようと志麻くんの優しさを知ってるからどうも思わへん。でもな?知らん人が初めてあった志麻くんにそう言われたらどう思う?』

「怖がる、と思う。」

『せやんな?じゃあどうやって話しかけたらええん?』

「暴言じゃなくって普通に話しかける。」

『そ!できるやんか!大丈夫。志麻くんならできるで!』

そう志麻くんを励まし車に乗り込む。

早く〜!!!!と騒ぐ3人と清々しい顔をした1人を乗せて車を走らせた

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい違反です。違反だという事を少しは意識して下さい違反作品が後から後から湧いて出て来ますので (2019年8月26日 23時) (レス) id: 5deb735819 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暗宮 莉兎 | 作成日時:2019年8月26日 23時

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