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『ただいまです〜!』
あの後叔母は私にビクビクしながらも戸籍を持ってきてくれた。
茶髪の子は浦田渉くん
紫がかった髪の子は月崎志麻くん
赤髪の子は坂田優くん
黄髪の子は黄沢千羅くん
4人とも親は違えど捨て子らしい。
『あのぉ、大の大人が子供4人でギャーギャー騒がんとってください。あと面倒になったからって人に押し付けんとってください。この親戚の会社がなんで持ってるかって言ったら私の親が支えているからやろう?調子に乗るなよいてこますぞ。』
そう吐き捨て、子供4人を連れて出る。
「お姉さん、どこ行かはるんですか?」
『ん?あぁ、君達のことは私が育てよう!学校もなんでも行かせてあげるな!金はあるから安心しな!ハイハイ!車乗った乗った!』
「どうせ捨てるんやろクソがっ。」
おぉ、やっぱ警戒心強いよなぁ。
どうしよっか、まぁ帰ってから考えよ。
『シートベルトはしてね。』
そう言って私は車を自宅まで走らせた。
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『ただいま〜!!!!』
そう言って部屋に入る。
『あっ!皆もこれからはただいまおかえりでよろしくな!』
そういうと顔を歪ませながらも頷く4人。
ま、慣れないか。
『まず手洗ってきて。お昼ご飯作るから。』
「ね、その前にさ、おねーさんの名前教えてよ。」
そう言ってきたのはうらたくん
『えとね、お姉さんの名前は橋下Aって言います。好きに呼んでね。』
そう言うとうらたくんは
「うん、Aおねーさんて呼ぶね。」
そう言ってくれた。
なにこの子天使かしら。
「うらたさんそいつそんな風に呼んだらアカンで、つけ上がんぞ。」
そう言ってきたのは志麻くん
君ちょいちょい失礼やんな。
まぁ、あんな大人の中にいればこうなるか。
『志麻くん、お姉さんに不満あるなら言ってな?』
そう言った途端手を挙げて声を上げた。
「お前はなんで俺らを育てるって言った?顔がええからか?サンドバックにするためか?気まぐれか?」
そう聞かれて驚いた。
小6がそないなこと言うかいな。
『ん〜、使命感かな?』
「使命感??」
『そ、使命感!あんな人達といるよりうちに来た方が絶対にええ!っていう使命感。』
「あんた不思議やな。」
そう言われてしまった。
まぁ、少しは心開いてくれたんか?
『はい!お話はあと!手洗いに行くで!!』
そう言って4人を連れて手洗い場まで行った。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい違反です。違反だという事を少しは意識して下さい違反作品が後から後から湧いて出て来ますので (2019年8月26日 23時) (レス) id: 5deb735819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暗宮 莉兎 | 作成日時:2019年8月26日 23時