薄桜鬼〜雪花ノ蝶 ｾｯｶﾉﾁｳ〜

拾捌話　懐かしき歌 ページ20

―２ヶ月後――

〜in部屋〜

千鶴side



朝、私は外の空気を吸おうと思って障子を開けた。




千鶴「…暖かくなってきたな……」




今は皐月。最近は暖かく、過ごしやすくなった。
でも、私や氷室さんはまだ外に出れない。
これじゃ父様を捜せない。
だけど幹部の皆さんと逃げないって
約束したから我慢しないと。


〜♪


すると、どこからか歌声が聞こえてきた。
それは私が小さい頃に教えてもらったあの歌。
聞こえてきたのは隣の部屋だった……。


千鶴side〜end〜
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

Aside




月縁《日が暖かくなってきたな…》




A『そうですね』




俺は暖かな日を感じながらある人から教えてもらったあの歌を歌っていた。


A『宵が更けたら
　 何をして遊びましょ
　 鬼ごっごはいかがじゃろ
　 鬼ばかりじゃ遊べやせん』




すると、隣の部屋から千鶴の気配がする。
恐らく聞いていたんだろう…
月縁様の姿がバレてはいけない…




A『月縁様……(ﾎﾞｿ』




月縁《(もう少し外にいたかったがな)

……分かっている》




そう言うと月縁様は素早く刀に戻っていった
そして千鶴に声をかける。




A『千鶴？』




千鶴「ﾋﾞｸ!!……氷室さん気づいていたんですか？」




……“いたんですか”って、
気づいていなかったと思っていたのか？(汗





A『聞いていたのか？』




千鶴「はい、父様から教えてもらった
わらべうたなんです…懐かしくって…

氷室さんはどこでその歌を？」




……やはり覚えてないか。
二年前、千鶴に教えてもらった
“わらべうた”なんだがな…




A『否、俺自身も覚えてないんだ。
昔、誰かに教えてもらったのかもな……』




千鶴「そうですか……」


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

はい！
ありがとうございました！
今回は薄桜鬼ミュージカルの千鶴ちゃんが歌ってた“わらべうた”を聞いて思いついたネタです!!

いや〜綺麗な歌声で、もう私死んでもいいかも(*´▽｀*)←

それでは!!

(。＞ω＜。)ノ またねぇっ

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