特別クラスで…&カフェテリアでの話(2) 〜アーヤside〜[15] ページ17
今日は、特別クラスがある日。
私は、いつも通りに予習と復習をやってから家を出た。
特別クラスに行くと、若武がソワソワしていた。
いつも落ち着きがないけど、更に落ち着きがない感じ。
何をそんなにソワソワしてるんだろう?
「若武先生は、真田が来るからソワソワしてるんだ。」
黒木君が言った。
「アサが来るからじゃないっ!2回目の依頼が来たからだっ!」
(ちなみに、1回目の依頼は『切られたページは知っている』であったんだよ!)
そんなにソワソワして落ち着きを失くすなんて…。
まぁ、若武に『落ち着き』なんて言葉はとても似合わないけどね。
そこへ、江川先生が入ってきた。
「ほら、もう時間だぞ。勉強しろ。」
私たちは、大人しく席に着いて、それぞれテキストを開いて勉強した。
♪キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが鳴った。
終わったっ!
開いていた数学のテキストを閉じる。
「ありがとうございました。」
「お疲れ様。次回も頑張れよ。」
私たちは、江川先生に礼をして特別クラスを出た。
「よしっ!諸君、カフェテリアへ出発だ!」
私たちは、階段を駆け上がる。
でも、やっぱり体力の差があるよね…。
若武たちはどんどん上って行ってしまう。
もちろん、若武が先頭で。
私と小塚君は…、
最初は追いすがっていたけれど、すぐに置いていかれてしまった。
「おい!諸君、時間がないぞ!急げ!」
上の方から若武の声が聞こえた。
これ以上急げない!
もっと、体力付けなきゃいけないな…。
「も…もう少しだね…。」
「若武たち…速すぎる…。」
また、若武の声がした。
「まだ依頼人は来てないみたいだぞ!」
良かったね…。
やっと着いた私たち。
「若武、速すぎだよ…。」
「そうだよ…。若武、速すぎる…。」
「じゃ、行くぞ。KZ一同、出陣っ!」
出陣っ!?
若武…。
「出陣っ!?」
上杉君が叫ぶ。
「まぁまぁ…。とにかく、入るよ。」
上杉君をなだめる黒木君。
若武を先頭に、私たちはカフェテリアに入った。
「いつものテーブルにしようぜ。」
あの目立たないテーブルを指差して、若武が言った。
「そうだね。」
私たちはそれぞれ、席に着いた。
その時、私たちの方に、女の子が近づいてきた。
作者より♪ Part2→←KZに会うっ!〜アサside〜[14]
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希緒 - 楠なーさん» ありがとandこれからも宜しくd(ゝ∀・*)ネッ☆ (2017年6月2日 18時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー - 希緒さん» りょーかいです!頑張れandこれからもよろしく( *´艸`) (2017年6月1日 11時) (レス) id: 7164bf1d64 (このIDを非表示/違反報告)
希緒 - 楠なーさん» ありがと(*´∀`*) でも、取り敢えず自分で頑張ってみよっかな お手上げになったら宜しくお願いします(笑) (2017年6月1日 0時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 続編の行き方教えましょうか? (2017年5月29日 0時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 希緒さん» 普通に尊敬するよー。だからコメントも評価もしたし。ありがとう! (2017年4月30日 22時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希緒 | 作成日時:2015年10月18日 4時